暦の上では・・・
いやあ、すっかり朝晩寒くなりました。
今朝は東京でも15度を下回ったということです。つい2週間くらい前までは真夏日があったというのに、まったく極端な変わり様ではありませんか。「秋の日はつるべ落とし」なんてことを申しますが、日だけじゃなくて気温もつるべ落としです。
「つるべ」と言ってもお笑い芸人ではなく、井戸で水を汲むための桶のことです。はい、時代劇で長屋のおかみさんたちが水を汲んでるあの紐付きの桶です。
つまり秋の日はあのつるべを井戸に落とすくらいの素早さで、日が暮れてしまう
ということなんですね。
それではなぜ秋の日を表現するのにわざわざ井戸を持ってくるかと言うとですね、太陽の動きは「いど」(緯度)に関係しているからなんですね。たぶん。
とにかく急に寒くなってきたものですから、温度の変化に体と衣服が間に合いません。
特に衣服が間に合いませんで、いまだにTシャツと短パンで寝ているものですから、ついに風邪をひいてしまいました。
昨日あたりから鼻の奥がツンツンしてくしゃみがよく出ます。
さらにノドが少し痛くなってきました。
頭も少し痛いようですし、体もなんだか力が入りません。
本当はこんなメルマガなんて書いてないで早く寝てしまえば、風邪もすぐ治るでしょうし、読む方ももっと有効に時間が使えていいのかもしれません。
でもやめません。今回もだらだら書いちゃいます。
とはいえ「風邪は万病のもと」なんて言いますから、あまり侮ってはいけません。特に私は子どもの頃からよく扁桃腺を腫らすので、充分な注意が必要です。
扁桃腺が腫れてしまうと高熱が出て、そうなるとじっと寝ているだけでは治りません。私はかつて高熱が出てるのに医者に行かず、3日間もうんうん唸って病魔と戦ったことがありますが、一向に熱は下がらずノドの痛みは増す一方でした。
そこで4日目、ついに重い腰を上げ医者に行きました。
先生は私のノドを見るやいなや「う~ん、ウミがべっとりだ」と診察しました。事実をそのまま伝えただけなのでしょうが、やけにリアルで気持ち悪い表現です。今にもそこからウジが湧いてきそうな気さえします。私の体は病気だけでなく、ウジにも侵されているのでしょうか。ハエ男になってしまうのでしょうか。先生!本当のことを言って下さい!
しかし先生は慌てず騒がず、脱脂綿のついた棒でちょちょいっと患部に薬を塗りました。それはよくうがい薬などで見かけるショウユ色したルゴールというもので、鉄サビみたいな味の液体です。
ノドの奥を棒で突っつかれた私は、なみだ目になるとともにブルース・リーのような怪鳥音を診察室に響かせながらもよく耐えました。とても立派です。
こうして難しいオペは無事終了し、鉄サビルゴールと抗生剤のおかげで、私は今もハエ男化せずに、こうして元気にこんなメルマガを書いていられるのです。
先生! あんたは名医じゃ!
*このメルマガの後半へ続く
〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。
*このメルマガの前半からの続きです。
今回はからずも風邪をひいてしまった私ですが、今までの人生を振り返ってみますと幸いにも大病をしたことはなく、従って入院の経験もありません。大きな病院にもあまり縁がなく、たまに行くと仕組みが分からずマゴマゴしてしまいます。
前に背中が激しく痛んだとき大きな病院へ行ったのですが、まず案内されたのが整形外科でした。
そこで背中や腰の触診を受け、さらにレントゲンを撮ったり、超音波なんとかという機械で診察したりしたのですが、ぜんぜん原因が分かりませんでした。つまり私は健康体だということです。
先生は首をひねりながらも、もしかしたら内臓疾患からくる痛みかもしれないので、念のために内科で診察を受けるよう私に勧められました。
私は内心「めんどくさいなあ」と思いながらも、言われるままに内科に並びなおし、診察を受けたのです。
結果は・・・十二指腸潰瘍でした。
最初の診察では「疑いあり」程度しか分かりませんでしたが、後日胃カメラでの検査で病状が判明し、めでたく「じゅうにしちょーかいよー!」と宣告されたのでした。
実は激しい痛みはもうだいぶ前からあり、痛み出すと立っていられないくらいだったのですが、まさかそんなに有名な病気だと思わず、腰にシップをしたり、漢方胃腸薬ブンポーなどを飲んだりしてしのいでいたのです。
とにかく胃カメラで覗いて見たところ、私のじゅにしちょーは内出血寸前で、もう少し遅かったら、間違いなく入院になっていたそうです。危なかったです。
しかし入院は免れたものの、しばらくの通院治療に加え、私の生きがいとも言えるお酒はダメ!っと言われ、さらに私の憩いのヒトトキであるコーヒーもダメ!っと言われ、オマケに私の主食でありパワーの源であるカレーもダメ!っと言われてしまい、まったくしょんぼりぃ~だったのであります。
とは言え、自分の自然治癒力及び漢方胃腸薬ブンポーなどでは決して治らないであろう、あの有名な「じゅうにしちょーかいよー」を見事に治してくれたお医者様には、本当に感謝の念に絶えないのであります。
私を担当して下さった内科の先生、どうもありがとうございました。そして完治宣言を聞くまで通うことができず、途中で通院を放棄してしまいましたが、再発した際にはまた笑顔で迎えて下さい。
また、最初に担当して下さった整形外科の先生、お手数をおかけ致しました。あの時もらったコルセット、一度も使えず申し訳ありませんでした。できたら買い取って下さい。
みなさんも普段から健康には充分注意をされ、まずは病気の予防に努め、もしどこか体に変調を感じたら、すぐに医者に行かれんことをお勧め致します。
今日は体調不良の中、遠路はるばるメルマガを出した私はエライなあ。
いつもよりトーンが落ちてるかもしれませんが、病気なので仕方がないのです。
これから私は寝ることに致します。
その前に体を温めるためにお酒を飲みます。
あー、たいくつするといけないから、ビデオでも借りてこようかな・・・
しかし寝るにはもったいないくらいのいい天気だなあ。
次の雨降りの日まで、病気を貯めておけたらいいのになあ。
これがホントの「貯菌」なんちゃって。
なんか頭が痛くなってきました・・・
えっ? みなさんもですか?
今夜はどうぞ早めにお休み下さい。
それではまた来週、健康な体でお会いしましょう!