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2003年10月2日:パインズクラブ通信 第48号

         
  • 公開日:2022年8月8日
  • 最終更新日:2022年8月20日

暦の上では・・・

10月でございます。
10月と言えば「衣替え」でございます。

早いものです、6月に「衣替え」の話題をこのメルマガに書き、私のすばらしい高校生活の一端をご披露したばかりかと思っておりましたら、なんともう今年2回目の「衣替え」を迎える運びとなりました。

小学生の頃、「衣替え」の話題を先生がしようものなら、すかさず

「え~っ!『子ども替え』だって!こえ~」

などとくだらないことを大声で叫ぶ子どもが必ずおりました。さぞかしその子の親は本当に「子ども替え」をしたかったことでありましょう。私なんか危うく・・・・こえ~!

さて、とかく忙しい現代人、移ろい行く季節になかなか気が付きません。なにしろゆっくり自然を観察しているヒマなどないのです。

それではどうやって季節の変化を知るかといいますと、他人の服装からです。

でも、その「他人」だって忙しい現代人ですから、その人も他人の服装から判断するしかないのです。つまり、誰か一人の変化がみんなに伝播されて行き、ついには全員がその季節にあった服装をすることになるのです。まるで不幸の手紙のようです。

そしてこれは流行と同じなのです。みんながファッションリーダーにならって同じような服を着だすと、それが流行になるわけです。

つまりは流行は作られているわけです。

さあ、そんなあこがれのファッションリーダーに挑戦してみて下さい。

どうするかと言いますと、季節を先取りした服を着るのです。するとあなたの服装を見た人の中に、次の日同じような格好をして来る人が必ずいるはずです。もしあなたが毎日同じ電車で通っているとしたら、効果を見るには最適です。日を追うごとに車内は「あなた色」に染まって行きます。

これにはひとつ重要なことがあります。あまり「いかにもその季節らしい服装」をしてしまうと、本当にあなたの影響かどうかが判定しづらくなりますので、ものすごく季節の先取りをして下さい。今ならダウンジャケットあたりがいいのではないでしょうか。

来週あたりあなたの乗っている車両は、ずいぶん早い「着ぶくれラッシュ」を迎えることになるでしょう。
めでたしめでたし。

*このメルマガの後半へ続く

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

*このメルマガの前半からの続きです。

10月と言うともうひとつ、「赤い羽根共同募金」があります。

駅前などで募金箱を持ち、口々に「共同募金にご協力下さぁ~い」と叫んでいるボーイスカウトやガールスカウトを見かけます。

感心だね君たち、どれどれ、それでは募金に協力させてもらうとするかな。

募金箱に100円を入れると、胸に赤い羽根をつけてくれます。

ところが、昔は赤い羽根には針が付いていてそれで胸に挿したのですが、今は裏に小さなシールがついていて、その粘着力で服にくっつけるのです。

初日はそれで問題はないのですが、翌日違う服に付け直そうとすると粘着力が落ちて、貼ってもすぐにはらりと落ちてしまいます。

これではまた駅や街頭でボーイスカウトから「お願いします」攻撃を受けてしまいます。なにしろ彼らは善意からではあるけれども、胸の「赤い羽根」に反応して、お願いしたり、お礼を言ったりするのです。もちろん募金をしてくれた人の顔をいちいち覚えているわけはありませんので、それしか方法がないと言えばそうなのですが・・・

とにかく募金の趣旨は何であれ、あの攻撃から逃れるためには赤い羽根という「免罪符」が必要なのです。かと言って粘着力の落ちた赤い羽根をご飯粒で胸に貼るのもいやなものです。

それではどうするか・・・

それは「赤い羽根を携帯電話に貼ってしまう」のです。

携帯電話に貼るのなら、両面テープだろうとご飯粒だろうといいでしょう。一番いいのは募金をしたときに胸に貼ってもらわずに、初めから携帯電話に貼ってもらうことです。

これでもう街頭のボーイスカウトを避けて通らなくてもいいのです。彼らの前を通るとき、おもむろにポケットから携帯電話を取り出し、それを前方に突き出し、

「さがりおろう!頭が高ぁ~い」

と言えばいいのです。

もっともこんなことをすれば確実に顔を覚えてもらえ、翌日から声をかけられることもなくなるでしょう。それどころか、彼らの方があなたを避けるようになるかもしれません。

【今日の一言】

情けは人の為ならず

募金は皆様の善意で行われております。
進んで募金致しましょう。

それでは、また来週!

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