昔から「早起きは三文の徳」なんて申しまして、早く起きるといいことがあるわけです。
マドライでも私は早起きをしてミナークシ寺院に参拝に行きました。もっとも信者としてではなく、観光客としてでしたが。
そしたらその帰り道、とある商店のシャッターに描かれた、大きなガンディーを見かけたのです。ガンディーと言えばインド建国の父と呼ばれ、その闘争方法が非暴力と言う特殊なものだったために聖人とあがめられることすらある人物です。
かくいう私もガンディーにはかなり興味があり、同じ人間として尊敬もしておりますので、こういう絵や銅像に出会うとつい立ち止まって眺めてしまうのです。
しかしここは商店ですから、その営業時間にはこのガンディーの絵が描かれたシャッターは、ガラガラとその上部の収納庫に巻き上げられてしまい、従って広く大衆に公開されないことになるわけです。
つまり早起きをしてこそこのガンディー翁にお目にかかれるということで、早起きなればこその徳なのであります。
ああ、ありがたや、ありがたや。
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