その後いかがお過ごしでしょうか。
ここのところ温かい陽気が続いておりましたが、昨日あたりからぐっと寒くなって参りまして、ふと山を見上げれば、なんと白く雪化粧が・・・
ぶるぶる・・・寒いわけです。
しかし記録的な猛暑だったあの夏の日に、体が感じていた「辛さ」などすでにどこかへ消え去り、ただ頭の中に「あー、そういえば暑かったなあ」くらいのおぼろげな記憶しか残っていないのと同様に、この冬の寒さだって温かい春が来たら忘れてしまうのです。
何事ものど元過ぎれば熱さ忘れる、暑さ寒さも彼岸まで、いいじゃないのシアワセならば、なのです。
あー、「忘れる」っていえばあれですよ、ノロウイルスですよ。
なんでも今年はノロウイルスの感染が広がるのではないかと危惧されているようですが、実は私、すでに今年の正月明けにそれに罹りました。
まあ正確に言えば検査機関でウイルス(もしくは病原)を調べて特定したわけではないので、あくまでも「ノロウイルスによるものと思われる」というものなのですが、お医者さんが症状から「おそらくノロでしょうね」と軽く言っておられましたのでそうなのでしょう。
あれはまだ正月のお屠蘇気分を引きずっていたある晩のこと、私がビール、焼酎、ワインと飲み進めていたところに家族のひとりが帰宅して来たのですが、見れば顔が真っ青で「気持ち悪くて途中下車までした・・・」とのこと・・・
私はワインを飲みながら、「それはきっと胃腸に来る風邪だな。早いとこ寝た方がいいよ」と的確なアドバイスなど投げ掛け、再びテレビを見ながらワインを飲んでおりました。
ところがそれから30分程した頃、いきなり胃がむかむかして来たのです。
私は初め、年末年始から休むことなく飲み続けたツケが回って来たか!と思ったのですが、どうもそうではないらしいのです。飲み過ぎのムカつきにしてはあまりにも突然の展開なのです。
で、ちょっときたない話になりますが、私はすぐにトイレに駆け込むと吐いてしまったのです。
その晩は夜中中気持ち悪く、何度もトイレに駆け込みました。
そして翌日、同じ症状の家族と病院に行ったのですが、お医者さんは私の症状を聞くや、「それはたぶんノロウイルスですね。2、3日我慢すれば治ります」と軽く言うのです。
確かに気持ちの悪くなる前々日あたりに生ガキを食べたので、それが原因と考えればつじつまが合います。
薬が出るのを待つ間も気持ち悪くて気持ち悪くて仕方なく、気分を紛らわそうと、家族と「今一番気持ち悪くなりそうな食べ物シリーズ!」などというゲームをやって過ごしました。ちなみに一番気持ち悪くなりそうだったのは「脂がぶるぶるした豚の角煮」ということになりました。
さんざん待って出してもらった薬は、かなりおとなし目の整腸剤のようなもの(はっきり言ってビオフェルミンの粉末じゃ?)だけで、どうも即効薬というのがないようで、あとは水分をしっかり取るようにと言われただけでした。
お陰でその後もしばらく気持ちの悪い症状は続き、その都度脳裏に豚の角煮がぶるぶるとその身を震わせながら通り過ぎて行く映像が浮かんだりして、ああ、なんであんなゲームをしちゃったかなあと、後悔しきりだったのでありました。
というわけで、私もあれだけ気持ちの悪い思いをしたというのに、あの辛さはすっかり忘れてしまいました。ええ、豚の角煮だって平気で食べちゃいます。
でも、さすがに生ガキは・・・ちょっと手が出ないですね。
その代わりカキフライやカキの酒蒸し、カキのグラタンやカキの炊き込みご飯などでカキを存分に食べておりますので、もしカキ業界の方がこのメルマガを読んでも、決して怒ったりしてはいけないのです。
とにかくあれは本当に気持ちが悪く、おそらく今まで生きて来た中で一番の気持ちの悪い状態だったのではないかと思いますので、みなさんもノロウイルスには充分お気を付けになり、手洗いを励行し、そして何より危なそうな食品はしっかり加熱処理して食べるということに徹して頂き、健康で楽しい年末年始をお過ごし頂きたいと願う次第であります。
なんたってあれは、「のど元過ぎても」また戻って来ちゃいますから・・・
*このメルマガの後半へ続く
〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。
*このメルマガの前半からの続きです。
といったところで今回のメルマガはこれにておしまいです。
で、最後にもう一言、
カキは生よりフライがおいしい!
それでは来週まで、
ごきげんよう!