その後いかがお過ごしでしょうか。
すっかり秋らしくなりました。
なんたってもう10月ですもんねえ。
しかしついこの間まで本当に厳しい残暑でしたので、みなさんタンスの服の入れ替えが大変なのではないでしょうか。
その点私は完璧です。
私のタンス(五段の引き出しタイプ)には、常に四季折々の服が収められておりますので、季節によって変わるのは開ける引き出しの位置だけなのです。
それではその「超収納術!」の内容をご紹介致しましょう。
まず一番下の引き出しには、ジーパンやコットンパンツといった長ズボンが入っています。
下から二番目の引き出しには、短パンや甚平といった、夏を快適に過ごすためのアイテムが入っています。
真ん中の引き出しには、フリースやセーターといった、冬の寒さから身を守ってくれるグッズが入っています。
そして上から二番目の引き出しには、長袖のシャツ類が入っておりまして、
でもって一番上の引き出しには、半袖のシャツやTシャツが入っているのであります。
どーです、すごいでしょ。
これで私は一年を過ごしてしまうわけで、つまりそれはもしかしたらこの先一生このくらいでいいということにもなり、そう考えるとちょっと複雑な気持ちもしないではないのですが、少なくとも服の整理に関しては、複雑でなくてとてもいいのです、はい。
さて、先日(9月25日、26日)のナマステ・インディアに於きましては、お忙しい中当店に足をお運び頂き、お声掛け頂きました方々に、この場をお借り致しまして、厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
当日の天気はおおむねよかったのですが、初日(土曜日)の午前中と、二日目(日曜日)の夕方から雨が降りまして、お店の設営と撤収が雨の中での作業となり、なかなか大変でした。
それでも来場者数は二日間で約17万人(主催者発表)とのことで、これは私の住む市の人口と同じくらいでありまして、誠にすごいことだと思うのであります。
で、私が言うのもなんですが、その来場者の目的は、やはりインド料理だと思うのです。
まあ初日の午前中は雨が降っていましたので、客足はちょっと鈍かったようですが、天気が回復した午後にもなりますってえと、あっという間にテーブルはふさがり、人気店のブースには長い列ができるという状況になりました。
私も店番の合間に食事を取るわけですが、とてもそんな状況の中に突っ込んで行く勇気がなかったもので、渋谷へ出て松屋で牛丼を食べました。
二日目は吉野家でした。
三日目があればおそらくすき屋に行ったと思いますが、残念ながらイベントは二日間だったのですき屋には行けませんでした。
もしすき屋の関係者がおられましたら、食べる代わりにこうしてメルマガで他店より多く店名を出したということでご勘弁頂きたいと思う次第であります。
でも私だって、せっかくの機会ですからインド料理を食べたいわけです。
で、二日目の午前中のまだあまり混雑していない頃を見計らって、シシカバブを食べに行ったのです。
まあいくら早めの時間でまだ席がちらほら空いているとはいえ、すでに人気店の前には列ができていました。
困った時の炊き出し以外では、食事をするのに列に並ぶというのを好まない私は、会場をうろつきまわった挙句、列ができてない上に、他店よりも価格が安いシシカバブを見つけました。
ところが、並んでないのは客ばかりではなく、肝心のシシカバブも並んでいません。
そこで横に立っていたインド人の店員に、「シシカバブはないの?」と聞いたのです。
するとそのインド人店員は、「ちょっと待ってて」と言うや奥の焼き場の店員になにやら指示を出し、「すぐできるから」とだけ言ったのです。
私はそれを聞いてちょっと嫌な予感がしました。
なにしろ焼き場の炉の上には、まだピンク色をしたひき肉の固まりが、串に刺さって乗っかっているのです。そんな状態のものが、そんなにすぐに焼けるとは思えません。
これはだいぶ待たされるか、もしくは生焼けで渡されるのでは・・・
と思ったまさにその時、一人の女性が、
「これさっきここで買ったんだけど、中が生みたいで・・・」
と言いながら、ひとかじりしたシシカバブを持ってやって来ました。
先ほどのインド人店員はそれを持って焼き場に行き、またなにやら指示をして戻ると、「すぐできるから」と言いました。
私はよっぽどそこで「ちゃんと焼いてよね」と強く要望を出そうかと思ったのですが、気が付けば私の首には自店のスタッフ証が掛けられたままとなっておりましたので、あまり強い態度に出て、報復処置でインド製品の日本への全面禁輸ならびにタージマハル観光の禁止処置などがとられるといけないと思い、そこは日本人的感覚で、「生焼けのクレームが出た後なのだから、今度からはきっと気を付けて焼くだろうな」なんてことを考えながら、じっと静かに待ったのであります。
私のシシカバブは意外なほど早く出て来ました。
若干の、いえ、かなりの不安を抱いてシシカバブを受け取り、空いてる席を探したのですが、ようやく座れたのはその店からだいぶ離れた場所でした。
私は席に座り、さっそくシシカバブを食べてみました。
そして、少し警戒しながらの一口目で、そのシシカバブがとても柔らかいというのがわかったのです。
口から離して見てみると、茶色いのは表面から半分ほどまでで、内部はほのかなピンク色をしています。なんだかネギトロのようです。
食感も見た目に負けずネギトロで、舌にからみつく感じもネギトロです。
なんじゃこりゃあ! 生焼けじゃねえかあ!
私は思わず怒りが湧き出て来そうになりましたが、それより生焼け肉から雑菌などが湧き出て来る方が気になってしまったのと、そもそもインド人の言動と行動をそのまま信用してしまった自分も悪いよなあという反省から、怒りは抑えることにして、そのまま焼けていそうな外側だけ食べたのでありました。
ああ、口の中がねちょねちょするう~
そのせいかどうかはわかりません。ただ単に気のせいだったのかもしれません。でもその日の午後、私はお腹が少し痛んで来て、列のできている会場内のトイレを避けて、渋谷への坂道を足早に下って行ったというのは、まぎれもない事実なのであります。
みなさんも、シシカバブはネギトロではありませんので、よく焼いて召し上がって頂きたいと、そう思う次第であります。
最後になりましたが、渋谷の”L○○t”様にも厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
追伸:お尻を洗う機械、壊れてました。
*このメルマガの後半へ続く
〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。
*このメルマガの前半からの続きです。
といったところで今回のメルマガはこれでおしまいです。
いよいよ涼しくなってきて食欲も出て来る季節ですが、食あたりには充分お気を付け下さい。
それでは来週まで、
ごきげんよう!