その後いかがお過ごしでしょうか。
異常に暑い9月となっておりましたが、台風9号(関東地方に来た時には熱帯低気圧に変わっておりましたが)の影響によりまして、久しぶりに涼しい日を過ごすことができました。
私の住んでいるところは梅雨明け後ほとんど雨が降っていない状態でしたので、今回のこの台風による雨は本当に久しぶりの雨となったわけですが、これがまた溜まっていた分を全部吐き出すかのようなすごい雨になってしまいまして、もうちょっと計画的に降って欲しいものだと思ったのでありました。
まっ、相手は本物のお天気屋ですから、なにを言ってもムダでしょうけど。
さて、もうすぐ敬老の日がやって来るわけですが、今年は例の所在不明高齢者の件で、各自治体では敬老祝金の配布方法に頭を悩ますことでしょう。
まあやはり最大の焦点は「本人確認」ということになるかと思うのですが、なにしろ相手はご高齢者ということで、外見からの年齢判定が難しいと思うのですね。つまりまあ疑うつもりはないのですが、場合によっては本人に成りすましてもわからないケースも考えられると思うのです。
たとえば担当者が自宅に訪問して会ったその人が、本当に110歳のおばあちゃんなのか、それともそのおばあちゃんの娘さんで90歳の人なのか、さらには孫娘で70歳の人だったってことだってないとは言えないと思うわけですよ。
それはごく普通の土地に暮らす人が、酷寒の地の気温が氷点下40℃とか30℃とか言われても、その差がイマイチよくわからないのと同じようなことだと思うわけです。
また普段第三のビールを愛飲している私からしたら、ビール(本物のやつですね)とプレミアムビールの違いもよくわからないのです。
つまり何事もあるレベルを超えてしまうと、普通の人(門外漢)にはよく理解できない領域に入ってしまい、判定が難しくなるということなのです。
しかし酷寒の地に暮らす人には氷点下40℃と30℃の違いなどすぐにわかってしまい、「あはは、今日は暑いと思ったら氷点下30℃だったのか」などと言いながらセーターを脱ぎ棄ててタンクトップ姿になってしまい、一般の人々の度肝を抜いたりするわけです。
また世の中には缶詰を叩いて中身を当ててしまう人とか、金属から出る火花でその成分がわかってしまう人とか、壺を虫眼鏡で見て「いい仕事をしてますねえ」などと言ってしまうような達人がいるわけです。
なのでそこは最近の検定ブームに乗じて「高齢者判定士」という資格を作ったらいいと思うのです。
高齢者判定士は、人の外見からのみならず、行動や思考方法、言動やその使用単語といったものを総合してするどく判断し、「明治30年生まれ!」とか判定してしまうのです。
だいたい人というものは、長年の習慣や記憶からついやってしまうことやつい使ってしまう言葉などがあると思うのです。
たとえば・・・まあ私は高齢者判定士の資格を持っておりませんので、明治生まれの人や安政生まれの人の行動パターンや言動パターンはわからないので私の年齢層での話をさせて頂きますと・・・
たとえば、お笑いのギャグで「グー」と聞いた時に、親指を立てて前に突き出すようなことは致しません。
わたしらは「グー」と聞くと、胸の前あたりで親指と人差し指で円を作り、少し下アゴを突き出すようにして「グゥ~」と言います。そうですね、桂三枝のギャグですね。
それから、お金を持ってそうな人を見ても決して「セレブ」という言葉は出て来ません。
代わりに出て来る言葉は「マル金」です。はい、その逆は「マルビ」ですね。
さらに「ノート型パソコン」は「ラップトップ」ですし、「サポーター」は「海パンの下に履くあれのこと」ですし、「首相」は「佐藤」ですし、「シングルCD」は聴くのにアダプターが必要なのでつい避けてしまうのです。
とまあ、とにかく各年齢層のこうした習性のカケラを集めて行けば、年齢判定の大きな基準となること間違いなしです。
またそれとは別に、じゃあ自分の年齢層の特徴は何かな?などと懐かしい出来事をあれこれ思い出して見るというのも、お金をかけずに楽しい時を過ごす方法として、この不況に生きる私たちの良き娯楽となること請け合いなのであります。
あー、今日は楽しく時間がつぶせてよかった!
*このメルマガの後半へ続く
〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。
*このメルマガの前半からの続きです。
といったところで今回のメルマガはこれでおしまいです。
天気予報ではまたこれからも暑さがぶり返すなんてことを言っておりますので、どうぞまだしばらくは熱中症にご注意下さい。
それでは来週まで、
ごきげんよう!