暦の上では・・・
暦の上ではホワイトデーです。
でもいったい何なのでしょうか?ホワイトデーって。
本来なら私は、ここでホワイトデーにちなんだ商品などを、さりげなく紹介すべきところの立場なのですが、あえてそれをせず、いつものような話題だけで力尽きる覚悟でおります。
私はホワイトデーの起源などは知りませんが、それがバレンタインデーのお返しをする日ということくらいは知っています。
たとえもらったのが義理チョコだとしても、お返しはちゃんとしなければなりません。
ですから、バレンタインデーに義理チョコを山ほどもらってしまったおじさんなどは、ホワイトデーが恐怖の日と化します。
特に女子社員が多い会社の上司(男性)などは、毎年バレンタインデーが近づくとカレンダーをチェックし、その日が会社の休みの土日などに当たっていたりすると、思わずガッツポーズをしたりします。
今年は・・・残念でした・・・
まあ義理チョコでも一応それっぽい形のものなどをもらってしまうと、「やっぱりきちんとお返ししなければ」とも思うのですが、アルファベットチョコの業務用大袋などを小脇に抱え、花咲じいさんのように男性社員の机に向けて、ぱっ!ぱっ!とチョコの花を咲かせて回るような人には、「いったいこの行為に対して、どうやってお返しすればいいのだろうか?」と悩んでしまいます。
男性側は、結局さんざん迷ったあげく、そこそこの物を購入してお返しするのですが、この「そこそこの」と言うあいまいな基準が悲劇を生みます。
まずは順番から言って、女性が男性に「そこそこのチョコ」をあげます。
すると「そこそこのチョコ」をもらった男性は、やはり「そこそこの物」をお返しします。
ところがその男性が「そこそこ」だろうと思って買ったお返しが、女性から見たら「そこそこよりちょっと下」だったりすると、女性は当然「なんてケチな男かしら!」と怒り、給湯室での話題を経て全女子社員にあまねく知れ渡るところとなるのです。
じゃあ、「そこそこより上」を狙ってお返しすれば良いのでしょうか?
いいえ、それも間違いです。
たしかに、初めから「お返し狙い」でチョコを配るちゃっかり娘(なんか言い方が古いな・・・ま、いいか)などは、その戦果をすなおに喜ぶのでしょうが、所詮あいさつ代わりに、しかたなく配っている女性にとっては、これは重荷になります。
「あの男、勘違いしちゃってるわ!」と給湯室で話題になり、あまねく全女子社員の知れ渡るところとなるのです。
こうしてどっちに転んでも給湯室の話題となってしまうのです。
早くホワイトデーか給湯室のどちらかをなくして欲しいものです。
いえいえ、両方なくても大丈夫です。なんたってホワイトデーなんかちゃんちゃらおかしくって、へそで茶を沸かしちゃいますから。
そんじゃ、今回もサラっと行きますか。
*このメルマガの後半へ続く
〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。
*このメルマガの前半からの続きです。
まあ、ホワイトデーなんかいらないと言ってはみても、すでにこの行事も日本の
風物詩となっています。
日本は外からのいろんな文化を取り入れて、それを自らのものにして来たという
歴史がある国ですから、それも良いでしょう。
でも出来ることなら日にちを少しずらして、3月16日くらいにならないもので
しょうか。
なにしろ、うるう年以外の年は2月と3月のカレンダーが同じなのです。
つまりバレンタインデーが休日でない年はホワイトデーも休日ではなく、机の上に植えつけられた小さなチョコの種が、ひと月後には大きく育ち、確実に収穫の手が及ぶのです。
そこでホワイトデーの日にちを16日にすれば、どちらかが休日にあたる確率が
増えるのです。
両方が休日になる必要はありません。もらわないか、もらってトンズラこくか
(これも古いな・・・今日は完全におとうさん側で書いてるなぁ)です。
さあ!全国の義理チョコ攻めで苦しむおとうさん!
今こそホワイトデーを3月16日にする運動を起こしましょう!
さらに可能であるならば、国民の祭日として休みにしてしまいましょう!
えっ・・・、リストラに遭って・・・いつも家にいる・・・・ですか・・・
今は苦しい「お返し」も、時の流れがきれいな想い出に変えてくれます。
かつて軍隊に行ったじいさんが、何度も孫に兵隊生活を自慢して話した様に・・・
「わしの若い頃はそれはそれはモテたもんじゃ。チョコなんざこぉ~んなにたくさんもらってのぉ~。そのお返しに3ヶ月分も給料を使わにゃならんかったもんじゃ」
じいさんは孫をチョコレートで引きとめながら、毎日話を聞かせます。
今では年金全部を孫のお菓子代に充てているのでした。
それではみなさん、お菓子は配りませんが、また来週読んで下さい。