これはムンバイ湾に浮かぶエレファンタ島に走っている汽車です。と言っても本格的なSLなどではなく、船から下りて来る観光客相手に桟橋を往復するだけの豆電車(機関車はたぶんディーゼル)です。
ガイドブックによれば料金は8ルピー(約16円)とのことでなかなかお安いのですが、同時に「(その行程は)徒歩3分」ともありますので、距離もたいしたことがないということなのです。
実際に桟橋に下り立って眺めますと、汽車はほんの何百メートルしか走らないというのが簡単に見て取れ、わざわざ乗るほどではないというのがよくわかります。
でも私も子どもの頃を思い出してみますれば、今は無き小田急向ヶ丘遊園地に連れて行ってもらった時など、入ってすぐのところに立ちはだかる長い階段の横に設置されたリフトに乗りたくて乗りたくて仕方なかったものでした。
あれだって歩いて登っても3分くらいのものだったと思いますので、気持ちはこの汽車に嬉しそうに乗っている人たちとおんなじなのです。
まあ心がウキウキしているときは、何をやっても楽しいということなのでありまして、できれば常にウキウキしていたいものでありますねえ。
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