今回はムンバイ(旧称ボンベイ)からの投函です。
ポストの写真は撮るのを忘れました。投函したのはチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(この絵ハガキに写っているものです)からインド門へ向かう途中のどこかです。
それよりもムンバイでは思いのほか絵ハガキを入手するのに苦労しました。
その日私はムンバイのあちらこちらを見て歩き(本当に「歩いて」です)、くたくたになってホテルの前まで戻ったのですが、絵ハガキを買っていなかったことを思い出し、絵ハガキを求めてインド門まで歩きました。もちろん道すがら絵ハガキが売っていないかチェックしながら歩いたのですが、どこにも売っておらずついにインド門まで行ってしまったのです。
インド門はムンバイ有数の観光スポットですから、物売りの類もたくさんいて、その時もすでに夕刻とはいえそこらじゅうにうじゃうじゃいました。
しかし広場の中央に立ってあたりを見回しても、なぜか絵ハガキ売りだけがいないのです。
まあそこに絵ハガキ売りがいなくても、こうした物売りの連中は横のつながりがあるので、こちらの意向を伝えれば絵ハガキ売りを連れて来てくれたりするのですが、普段あれだけしつこくまとわりつく物売りが、この時は誰も私の周りに寄って来ないのです。近くまでは来るのですが、上目遣いに私をちらっと見ては、別の観光客のところに行ってしまうのです。
おそらく汗みどろになって険しい顔をして周りをじろじろ見まわしている私の姿が、ちょっと異常に感じたのだと思います。
で、結局物売りから買うのをあきらめて、目の前に燦然と立ちそびえるムンバイ一、いえ、インド一と言っても過言ではないタージマハルホテルにのこのこ入って行き、超きれいなブック・ストアーで超高い絵ハガキを買ったのでした。なんとこれ一枚が15ルピー(約30円)もしたのです。そんなわけで無事に絵ハガキは入手できたのですが、文面の半分はいかに苦労して絵ハガキを手に入れたかと、それがいかに高かったかという、早い話今ここに書いているようなどうでもいい話になってしまったのでありました。
さて、そんなムンバイから2010年3月30日に出した超高級絵ハガキは、4月5日に無事自宅に配達されました。
高価な絵ハガキを紛失することなく届けて頂いた郵便屋さんに感謝感謝なのであります。
ありがとうございました!
そして少しは見習えよ、ウダイプール!
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