その後いかがお過ごしでしょうか。
遅れていた梅雨もようやくやって来たようで、このところわたしんところ(神奈川県です)でもぐずついた天気が続いております。
さて、前回「インドで3カ月で7kg痩せた」ということを書きましたところ、インドの話題そっちのけで「痩せた」という言葉に反応した方が非常に多く、あらためてダイエットというものがいかに注目されるものなのかということを強く実感した次第なのであります。
そこで今回は特別緊急企画と致しまして、「私はこうして7kg痩せた」というお話をしたいと思います。
しかし私はダイエット食品や器具を売っているわけではありませんので、ここで何か買わせようと言うのではありません。また近々ダイエット本を出版する予定があり、そのさわりだけをご紹介して本屋に走らせようというのでもありません。
その証拠に、まず最初に痩せた一番の理由を言っちゃいます。
それは、
食べないことです!
なぁ~んだ~、じゃないですよ。ホントにそうなんですから。
だいたい私はインドでは基本的に一日2食でした。
朝はトーストかサンドイッチ、そしてお昼か夕飯にご飯もの(または麺類)といった感じです。
というのも、すべてはインド国内での移動にかけていたからです。
問題はトイレなのです。
まあ長距離列車はトイレがついていますのでそれほど問題はないのですが、バスはいけません。インドのバスは長距離のものでもトイレがありません。
もしかしたら中には付いている高級バスもあるのかもしれませんが、少なくとも私は乗ったことがありません。
ましてや中距離程度のローカルバスにはトイレはありません。それどころかドアもありません。窓にガラスもありません。さらに車掌さんの制服もありませんので、誰が車掌なんだかわかりません。なんだか普通のおっさんにお金を巻き上げられているような気にさえなります。
とにかく移動を少しでもスムーズかつ快適なものにするために、移動の直前は極力食事を取らず、移動中に腸があまり活発に動かないように、つまり簡単に言ってしまえばうんこがしたくならないように努力した結果、空腹が常態化してしまい、そして必然的に体重が落ちたというわけなのです。
時には絶食に近いこともありました。
あれは19時間もバスに乗らなければならない時でした。
そのバスは夕方4時過ぎに出発し、翌日の午前11時に到着予定というものでしたが、その時は前日の昼食にフライドライスを半分食べ、当日の朝バナナを1本食べただけでバスに乗り込み、途中何度かあった休憩でも一切食事を取らず、ようやくまともな食事にありついたのは翌日の夕方4時頃でした。
つまりバナナを除けば50時間くらいちゃんとした食事をしなかったことになり、ここまで来るとこれはもはや苦行に近く、旅なんかちっとも楽しくありません。なんだインドの旅なんて!なろー! と怒る気力さえありゃしません。
とにかく私が痩せたのは、ただ単に絶食したためであり、あまり良いことではないと思うわけです。
だいたいおいしいものがあふれたこの日本では、絶食なんておよそムリなことです。
なのでみなさん、ダイエットもいいですが、あくまでも極端な食事制限はせず、バランスの取れた食事と適度な運動で、体力を落とさないようにしましょう。
なんたって梅雨です。体力が落ちると食中毒になっちゃうかもしれません。
まっ、そうなりゃそれで体重が落ちるかもしれませんけど・・・
いえ、やはり健康が一番ってことですよ、ね。
*このメルマガの後半へ続く
〔本題〕実際のメルマガではここに2010年インドの旅・第2回などが載ります。
*このメルマガの前半からの続きです。
といったところで今回のメルマガはおしましです。
それではみなさん次回まで、
ごきげんよう!