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2010年1月29日:パインズクラブ通信 第375号

         
  • 公開日:2022年8月18日
  • 最終更新日:2022年8月21日

ラクダ隊商の隊長こと松本です。
その後いかがお過ごしでしょうか。

さっそくではありますが、まずは休業のお知らせを再度させて頂きます。

リニューアル休業のお知らせ

当店この度、ウェッブショップの本格リニューアルに取り組むことに致しました。
また、それに引き続きまして、インドへの仕入れ並びに視察、勉強の旅に出かけますため、甚だ恐縮ではございますが、下記期間お休みを頂きたく存じます。

休業期間:2010年1月30日(土) ~ 2010年5月末日

上記のように4カ月間という長期の休業になります。

また再開は6月初旬を予定しておりますが、帰国日の変動、またその後の作業の進捗状況などによって変わる可能性がございます。
そちらはまたこのメルマガなどでお知らせ致します。

再開後は、さらに魅力あるお店作りに努める所存でございますので、何卒今回のわがままをご容赦頂きたくお願い申し上げます。

というわけで、前回メルマガの文章をそのまんま載せさせて頂き、どんどんと先に進みたいと思います。

それではここからは、今回のインド行きについて、前回書ききれなかったことを少しお話させて頂きたいと思います。

まず、ルートは前回のメルマガでもお知らせした通り、デリーを起点にして、おおむねインド亜大陸を反時計回りで周ります。
でもってこれは2001年に周ったのと、ほぼ同じコースになります。

ただ前回と大きく違っているのは、あれから9年の歳を重ねてしまったということです。
まあこれが当時私が10歳であったなら、今は19歳の青年に成長し、体力も知力もそして器量も向上したことと思いますが、残念なことに私は当時2回目の成人式をとっくに済ませておりまして、そんでもって今は次なる大台に乗っかろうという歳なのです。
でもこれはあくまでも「生まれてから今日まで」の日数を数えただけのものでありまして、単なる数字の積み重ねであって、一般的な平均値に照らしてみるところの目安にしかならないのです。100m競争なら50m地点を過ぎると「後半」になりますが、マラソンなら20km地点でもまだ「前半」なのです。

しかしまあ、そんな風に「私はまだまだ若いのだ」などと粋がってみても、やはり体力は落ちているのでございます。

ところが、世の中は実によくしたもので、この9年という歳月はいろいろ便利な物を創り出していて、それらが私の体力低下を補ってくれるのです。

たとえばカメラです。

2001年の時は、私は一眼レフカメラとレンズ2本、そしてフィルムを50本持って行きました。
それが今回は、コンパクトデジカメとメモリーカードを3枚だけなのです。
それこそポケットに入ってしまうのです。替えのバッテリーと充電器を入れても、ズボンの左右のポケットを使えば入ってしまうのです。

それから通信機器です。

2001年の時点では、まだインターネットの環境は今ほど整っておりませんでした。
これはインドの話ではなく、日本ですらISDN回線が「早い!」とか言ってた時代なのです。光回線なんてまだ先の話で、私がインドから帰国した辺りから、街角でのADSL回線の売り込み合戦が始まり、「ブロードバンド」なんていう言葉を聞くようになったのです。
そんな時代でしたから、インドではさらに接続事情が悪く、1時間かけてもメールが開けなかったなんてことがしょっちゅうあり、そのたびにどっと体力を消耗したものなのであります。

それが今では、インドのネットカフェでもかなり接続スピードが上がりましたし、そもそもそんなことより携帯電話が普及し私も持っておりますので、日本との連絡にいちいちネットカフェや電話屋を探さなくてもよくなり、時間的にも体力的にもずいぶん楽になったのです。

またインターネットの普及の恩恵はそれだけに留まらず、事前に入手できるインドの情報というものが、飛躍的に増大したのです。

インド各州の観光局や旅行社が競って観光情報を提供してくれますし、鉄道やバスの便なども詳しく検索できたりします。(インド国鉄は2001年当時も結構詳しいダイヤを調べることができましたが)

そしてそれにも増してすごいのがブログです。
これによってインドを旅した人や、インド在住の人が生の情報を発信してくれますので、とかく体裁を取り繕う組織からの情報だけでは見えない部分まで知ることができるようになりました。

それが2001年の旅の時は、あまりインドの生活実態(たとえば現地で何が手に入って何が手に入らないとか)がわからず、それゆえ大量のフィルムや蚊取り線香などをバッグに詰め込み、あまつさえ短波ラジオまで持って行ったのであります。

それでは、今回は何を持っていくのかということを、ここであらためておさらいしてしてみますと・・・


【衣服類】

ズボン2本(うち1本は履いて行く)
Tシャツ3枚(うち1枚は着て行く)
パンツ3枚(うち1枚は履いて行く)
靴下3足(うち1足は履いて行く)
ワイシャツ1枚(それは日本がまだ寒いので着て行く)
フリースの上着1枚(これも日本がまだ寒いので着ていくが、インドでジャマになったら誰かにあげてしまおうと、一番古いやつを着ていく。問題は成田空港でちょっと恥ずかしいこと)
タオル3本(うち1本は頭にかぶる)
ウォーキングシューズ(履いて行く。逆に履いてなければ変)
 
【その他】

コンパクトデジカメ
メモリーカード
カメラ用バッテリー&充電器
携帯電話(インドのやつ。日本のは持って行かない)
LEDライト(キーホルダー式のすごく小さいやつ)
ハブラシ&歯磨きチューブ
薬(胃腸薬を中心に数種類)
メモ帳数冊&ボールペン


とまあ、この他にもコマゴマとしたものはありますが、あとはたいした量ではありません。

こうして見ると、そのすべてを身に付けて手ぶらで行くことも可能に思えるほどじゃあありませんか。
シャツやパンツも含めて衣類は全部着てしまい、カメラや携帯電話はポケットに入れ、ハブラシを耳に挟んでチューブをくわえ、手にメモ帳を持って気付いたことを片っ端から記入して行く・・・

おお、これぞ理想的な自由な旅人。

ただ問題はこの他にリュックがあるんですよねえ。

で、リュックって中身が空だとなんか背負いづらいんですよねえ。

なので何か身に付けているもので、リュックに入れてしまっても支障のないものを入れてしまいましょう。

まずポケットの中身は全部出してリュックに入れて・・・歯磨きチューブも口にくわえてなくてもいいし、ハブラシもなにも耳のとこになくてもいいか・・・それからパンツと靴下の重ね着ってのもちょっと苦しかったんだよなあ~、あー楽になった。

というわけで、すべての荷物をリュックに詰めまして、さらに空いているスペースにトイレットペーパーと蚊取り線香を入れて・・・まだ空いてるからミネラルウォーターに短波ラジオっと・・・

よしこれで完璧だ。

それでは、行って参ります!

あっ、行くのは2月の末なので、たぶんまた日本からメルマガを出すと思います。

そのようなわけで、

とりあえず今回は、

みなさん、ごきげんよう!

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