暦の上では・・・
関東地方では早くも春一番が吹きました。
まあ気温が上がるのは嬉しいのですが、花粉がねえ・・・風に舞って飛んで来るんですよねえ・・・これがねえ・・・
と、そんなスギ花粉舞い踊る中、仕事を休んでインドの入国ビザの申請に、東京は文京区、茗荷谷(みょうがだに)までに行って来たのであります。
インドの入国ビザは以前は日本武道館の近く、千鳥ヶ淵のインド大使館(現在は四谷に一時移転しております)にて受付ていたのでありますが、昨年秋よりその業務を民間機関に委託することになり、それが茗荷谷の事務所だというわけなのです。
しかしまあ、大使館を含めました官公庁やお役所、それから銀行といったお堅いイメージのところってのは実に緊張します。なんだかお奉行様のお裁きを受けるような気分になってしまうのです。考えてみればなんにも悪いことなんかしてないのにです。
これより渡印に際しての入国査証申請の件で吟味致す。
一同の者、オモテをあげぇ~い。
そのほう、此度の訪印に備え入国査証を申請せんと企てるもの相違ないか?
え~い!だまれだまれだまれ!まぁ~だシラを切るか!
やいやいやいやい、おめえが入国査証を申請しようとしていることくれえ、このサクラフブキとシレトコシブキがぜぇ~んぶお見通しでい!神妙にしやがれってんでい!
よってそのほうに半年間の遊山査証を発給の上、印度流しを申し渡す!
これにて、一件らくちゃぁ~くぅ!
とまあ、そんな恐ろしい光景とついダブらせて考えてしまうわけです。
しかし今やビザ申請&発給業務は民間へ移管されたわけですので、おそらく大使館が直接やっていた時より格段にスピードとサービスが向上され、あまつさえ係員の顔から以前は決して見られることのなかった微笑みなんてものがこぼれたりするのではないかという期待なんかも持てるわけです。もうビザ申請は決して恐ろしいものではないのです。
って、以前も別に恐ろしいわけではなかったんですけどね。
*このメルマガの後半へ続く
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*このメルマガの前半からの続きです。
さて、それでは実際のところはどのようだったかと言いますと、約20人待ちだった私が待たされた時間は20分程度でした。これは以前に比べてかなりのハイスピードではないでしょうか。
まあ係員の顔には相変わらず微笑みはありませんでしたが、想像以上に早く自分の順番がやって来たことに驚いたことは事実なのです。
そしてその業務も実に迅速かつ正確で、私の提出した申請書類はあっと言う間にチェックされ、あっという間に却下されました。さすがです!
ん?
・・・・・
却下・・・なの?
聞けば書類が足りないんだそうです。
でも昨年はそれと同じ書類でビザが下りているのでその旨を伝えると、後に控えていたインド人スーパーバイザーみたいな人が、大使館へ確認の電話を入れてくれました。
スーパーバイザーはしばらく大使館とヒンディー語でやり取りを交わしていましたが、時折「ティークヘー」という言葉が聞こえて来ます。この「ティークヘー」というのは英語の「OK」つまり日本語では「大丈夫」みたいな意味の言葉なので、どうやら私の書類は前回同様めでたく受理されるようです。
スーパーバイザーは大使館との電話を終え、私を手招きしました。
そして、
「だめ、ちゃんとした書類持って来なさい」
と流暢な日本語でおっしゃられたのであります。がぁ~ん!
いやあ、参りました。
せっかく仕事まで休んでビザ申請をしに来たと言うのに、これじゃあまったくの無駄足じゃあありませんか。なんとかならないものでしょうか、ねえ。
しかしまあ相手は民間とはいえ、インド大使館から正式に承認を受けたビザ発給事務所です。いくらこちらががんばってもどうにもなりそうもありません。
とまあ、突っ返された書類を抱え、とぼとぼと帰路についた私だったのであります。
はてさて、私は無事にビザの発給を受けることができるのでありましょうか。
そんなわけで、また来週あたりお休みを頂くことになるかもしれません。
その際はどうぞ怒らないで下さい。
では、今回はこの辺で失礼致します。
また来週、ビザ取得完了のご報告メルマガでお会いしましょう。
ごきげんよう!