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2006年9月22日:パインズクラブ通信 第225号

         
  • 公開日:2022年8月12日
  • 最終更新日:2022年8月20日

暦の上では・・・

お彼岸です。

先日はお年寄りを大切にしようという敬老の日があり、今度はご先祖様を敬うお彼岸と来て、だんだん歴史をさかのぼって行くようでございます。
となりますと次に来るのは「サルの日」でしょうか。
この連休は動物園にでも行って、サルにピーナッツをあげるのもいいかもしれません。

しかしサルというのはああ見えて結構悪いやつです。

バラナシ(ベナレス)のホテルに滞在したとき、何気なく向かいの家の屋上を見ておりましたら、サルが数匹木を伝ってその屋上に来るのが見えました。
私は「おー、サルだサルだ」とただ単純に喜んで見ていたのですが、そのサルは屋上に人がいないのを確認するや、物干し竿に干してあったシーツを引っ張って床に落としてしまったのです。
その直後、その家の奥さんらしき人が屋上にやって来ましたので、サルたちは退散し、奥さんはもう一度シーツを干しなおして出て行きました。
するとまたサルたちがやって来て、シーツをずるずる引っ張って床に落としてしまうのですよ。しかしサルたちは、そのシーツをどうするということもなしに、そのまま満足そうに立ち去って行ってしまうのでありました。

どうです、サルは悪いやつでしょう。

そりゃあ犬も干してあるシーツを引っ張って落としてしまうことはあります。
しかし犬の場合は落としたシーツを咥えて左右にぶんぶん振り回し、がるると唸りながら地面に擦り付け、がうがうと言いながら引き裂き、奥さんが見つけたときには泥だらけで穴だらけのシーツの上に横たわり、はあはあ言いながらうれしそうに奥さんを見上げていたりなんかするわけです。
つまり犬は、「シーツで遊びたい」という目的があってシーツを引き摺り下ろしたわけです。

それをなんです、サルわあ。
ただ引き摺り下ろすだけで、後は知らん振り。それはないでしょう。
それじゃ、ただ単なるいたずらじゃないですかあ。
せめて引き摺り下ろしたシーツの四隅を四匹のサルでそれぞれ持って、シーツの真ん中に乗せたサルをボンボン空中高く飛び上がらせるくらいのことをしてみたらいいじゃないですかあ!ねえ、おくさん!

スポーツの秋です。

以前このメルマガにも書きましたが、私は毎朝ウォーキングをしております。
これはまあ健康のためなのでありますが、できれば体質改善にもつながるかもしれない、いやきっとつながる、もうつながりまくりで体質改善間違いなしという、病は気から、気は心、といったものも含めて実施しているのであります。

では、何のための体質改善かと申しますと、それはスギ花粉のアレルギーなのでありますよ。

私は重度のスギ花粉症患者で、その時季はクシャミ、鼻水、鼻づまりと言った鼻関係の症状にはじまり、目のかゆみ、充血などの目関係に症状が及び、さらには頭痛、悪寒、倦怠感、もの忘れ、脱毛などの症状にまで及ぶのです。

そんな辛い症状への対処と致しまして、これまでは点鼻薬、点眼薬に加え、内服薬まで投与して来たのですが、そういった薬を毎日摂取するのはあまり良いことではないのではないかと思い、今後は体質を改善してアレルギー症状の緩和並びにもの忘れと脱毛の防止に努めようと、そう決心したのです。

で、朝のウォーキングが体質改善に効くのかと言えば、そこはまあ、病は気から、気は心なのですよ。
特に根拠などないのですが、少なくとも今までと同じことをしていては改善する気配はないですし、毛生えもないでしょう。
そこで私は、今までの運動不足とアルコールの摂取過多から改善すべく、毎朝のウォーキングに加え、酒量も落としたのです。えっへん。
お酒に関しましては今までは毎日飲んでいました。しかも毎日3時間以上は飲み続けておりました。

それをここで一気に断酒!

とするのは無茶です。できっこありません。

で、節酒ということになるのですが、私は「平日は飲まない」ということに致しました。
ただし、金曜日は週末なので平日には含まれません。
それから、家族や親戚、知人などに誕生日やその他祝い事があった場合は、個人的な「祝日」ということになり、飲酒を許可致しました。
また、来客があったり人に誘われた場合も、いつもと違う生活パターンになりますので、これも「平日」とは言えないだろうなあということで、お酒を飲んでも良いということにしました。
さらに精神的に辛いとき、体調を崩したとき、肉体疲労時、産前産後などもお酒を飲んで早々に寝てしまう方が返って健康に良いと判断し、飲むことにしました。

とまあ、いろいろ複雑なルールはありますが、以前より酒量が減るのは間違いないでしょう。

それから、節酒に加えてヨーグルトを始めとした乳製品を多く取るようにもしました。
これは先日、演歌歌手のK田シンさんが抗アレルギー食のレポートでインドに行ったというテレビ番組を見たからです。
その番組でシンさんはパンジャブ州の一般家庭を訪れ、その家で普段食べている食事のレポートをしたのですが、その導入部では現地の学校を訪れ、子どもたちとインドのスポーツ「カバディ」などをやったため、服は汗と埃で汚れてしまい、そのままその服で裕福そうな一般家庭を訪れたものですから、きっとその家の人たちは「日本人はばっちいなあ」と思われてしまったことでしょう。やーね。

あー、シンさんの服の話をしていたのではありません。

とにかくその番組では、ヨーグルトを始めとした乳製品がいかに腸に良いかを説き、そして腸の健康こそがアレルギー体質にならないために必要なことであると結んでいたのです。
普段はこういう番組を見ない私ですが、なんせインドが紹介されていましたものでついつい見てしまい、提供が某乳酸飲料の会社であるのは多少気になったものの、すぐに実践に移したのであります。

ところが何事もやり過ぎというのはよくないのですよ。

夜酒を飲まない口寂しさもあり、寝る直前にヨーグルトをバカ食いし、ついでに牛乳をがぶ飲みしましたら、寝て1時間くらいで猛烈な腹痛に見舞われ、トイレに駆け込むという事態に陥り、翌朝は寝不足と下痢でふらふらになってしまいました。

しかしそんな辛さもスギ花粉アレルギーとおさらばするための試練なのです。

がんばりましょう!

 

*このメルマガの後半へ続く

〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。

*このメルマガの前半からの続きです。

 

そんなわけで、私は毎朝1時間以上も歩いているのです。

早足に近いスピードで、手を大きく振って背筋を伸ばし、前をしっかり見据えて歩きます。
呼吸も「ひっひっふー、ひっひっふー」と、今にも赤ん坊を産み落としそうな感じで規則正しく行います。

ところがです!

つい先日、歩いている最中になにやら鼻の中に異変が生じました。
その異変は私の鼻腔をくすぐり、私におおきなクシャミをさせました。
クシャミは一発では終わらず、少し間をおいて4、5発続きました。
そしてクシャミをする度に、規則正しい私の歩みが妨害されるのです。
大きく手を振って足早に歩いていたものが、突然のクシャミと同時に一瞬すべての動きを止めてしまうのです。つまり、前方に大きく振り出した右手ははるかかなたの天空を指し示し、大きく前に踏み出そうとしていた左足はそのまま虚空にとどまるという、まるでロンドンの兵隊さんのような格好になってしまうのです。

最初は気候が涼しくなって来たせいでクシャミが出るのだと思いました。
なにしろ私の格好ときたら、真夏と同じTシャツと短パンだったからです。
ところがその後もクシャミは頻発し、口の中にある鼻の出口のあたりが少しはれぼったくなって来たのがわかりました。

あっ・・・これは・・・

そうです。これはアレルギーの症状なのです。
毎年春先、あのいまいましいスギの花粉を吸い込むと発症する症状と同じなのです。
確かに秋の草花などでアレルギー症状を起こす人がいるとは聞いていましたが、まさか自分の身にそれがふりかかろうとは。

うーん・・・

私は思わず唸ってしまいました。
せっかく張り切って体質改善に挑み、スギ花粉アレルギー撲滅に立ち上がった矢先だと言うのに、今度は秋の草にやられるとは、まったく踏んだりけったりじゃあないですかあ。

でも、それもこれも今までの生活習慣から来ていることと思いますので、とにかく私はこの体質改善を推し進め、またその結果をこのメルマガで発表することにより、世のアレルギー患者に光明をもたらす所存であります。

今回はこれでおしまいです。インドの話はありません。
なにしろ私は新たな病気を背負ってしまい、先ほどからクシャミを7発、鼻をかむこと10回、鼻を掃除すること3回もしていて、もうそんな気力が残されていないのです。

では、これでお別れです。

ではみなさん、季節の変わり目、風邪とアレルギーにはご注意下さい。

また来週!

へっぐしょん!

ずびずびずー・・・

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