これはアーマダバードで滞在した「HOTEL CAPRI(カプリ)」の部屋です。
エアコン付でシャワーもちゃんとお湯が出て、料金はツインルームで一泊728ルピー(約1,456円)でした。鉄道駅からはちょっと距離がありますが、街一番の賑わいを見せる市場の近くであり、またバスターミナルもすぐそばにありますので、街を散策するにはとても便利な場所です。
このホテルも事前に調べておいたわけではありません。私はまずオートリキシャで市内に向かうにあたり、とりあえず9年前に泊まった「Hotel Good Night」を行き先としてドライバーに告げました。なにしろオートリキシャのドライバーというのはお客を目的地に運ぶだけでなく、できれば宿まで紹介してその分のマージンまで稼いでしまおうとするので実に煩わしく、そいつを避けようとしたのです。
で、目的地である「Hotel Good Night」でオートリキシャを降り、さっと裏道に回って独自でホテル探しをし、たどり着いたのがここだったのです。その時はこの赤い大きな「HOTEL CAPRI」の看板を見て入ったのですが、意外とこのホテルは周囲の商店街にさりげなく溶け込んでおりまして、チェックインの後散歩に出て戻って来ましたら、うっかり通り過ぎてしまいました。
だってほら、こちら側から歩いて来るといつの間にか看板の下に入ってしまい、すぐそこにホテルがあるなんてぜんぜんわからないのです。
何かもうひとつ看板を出しておけばいいのにと思った次第です。
アーマダバードは外国人観光客の少ないところなので、おそらくこのホテルもめったに外国人が泊まらないのだろうと思いますが、初めのうちはフロントやボーイが外国人(私のことですね)に対して警戒心を持っていたのか、応対がどうにも愛想が無く、なんだかぎくしゃくした感じがしました。
でもそれも次第に(双方が)慣れ、結果的にはなかなか快適な滞在となりました。
なお、このホテルのチェックイン・アウトは24時間制(チェックイン後24時間の滞在が「一泊」というシステム)なのですが、列車の時間調整のために4時間ほど延長したいと申し入れたところ、半日分の料金でOKしてくれました。
まあ4時間の滞在に半日分の料金というのは高いように思うかもしれませんが、なにしろ暑い時期でしたので、駅のホームで汗だくになって列車に乗り込むことを考えれば値千金なのです。ということでこのホテルは、オートリキシャでアーマダバードの中心地に向かう際に、「とりあえずの目的地」として使うのによろしいかと思います。
あっ、いえ、それは冗談で、私はなかなかいいホテルだと思いましたので、宿泊に関してもお勧めできるホテルなのであります。