〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。 6/10(日) バンガロール 晴 日中曇 気温25℃ 7:45 起床 9:30 シティ駅へ列車予約に行く 9:50 駅に到着するが “TIFFIN BREAK” で9:45~10:00は窓口が休みだった。 シティは下町のにぎわいで、すごい人と露店の数だった。 いつもの食堂でガーリックチキンを食べる。 今日はトウモロコシ屋がいなかった、残念。 Hotel で滞在を火曜までにしてもらう。 支払い済ます。 レシートはくれたが、額面はなぜかRs.3,512となっており、大丈夫かと確認すると「ノープロブレム」の返事。 〔6/10の支出記録より〕 ランドリーサービス Rs.30 合計 Rs.394 |
【以下の解説は2009年12月7日のものです】
いくら気候温暖で快適な暮らしのできるバンガロールとは言っても、いつまでもここに留まっているわけにはいきません。いよいよ次の目的地、ケララ州のコーチン目指して出発しようと思います。
ということで、オートリキシャに乗ってバンガロール・シティ駅に切符を買いに来たのですが、「ティフィン・ブレイク」ということで窓口が閉まっていました。
この「ティフィン」というのは「軽い食事」という意味と「お弁当」という意味があるのですが、窓口にぶら下げられた看板には「9:45~10:00」とも書いてありますので、どうやらほんのおやつタイムといった短い休憩のようです。あー、よかった。
しかし窓口はすぐに再開したものの、希望していた明日の列車が取れず、明後日の出発となってしまいました。
シティ駅のそばには商店などが建ち並ぶにぎやかな地域、その名も「シティ」というところがありまして、駅からの帰りにその辺をぶらついてみることにしました。なにしろその辺りは、夜行バスでバンガロールに到着した日に、ホテルを探して半分迷子になりながらうろつき回っただけで、まだちゃんと見ていなかったのです。
ところが今日は日曜日ということで、道の両側にはたくさんの露店が軒を並べていて、以前通った時とはまったく違った雰囲気になっていました。
露店といっても日本のお祭りの屋台のようなものではなく、地面にシートを敷いてそこに商品を並べただけという、まあフリーマーケットのような店がほとんどなのですが、売られているものは多岐にわたり、中にはガラクタを通り越してゴミのようなものまで見受けられます。
でもとにかくすごい人出なので、どんなものでも「絶対に売れない」とは言い切れないのでしょう。実際、「えっ、そんなものどうすんの?」と思われる部品などを、手に取って見ているおっさんなどもおりました。
そんなにぎやかなシティを見て回った後は、そのままホテルまで歩いて帰りました。
ホテルではまず滞在を一日延ばすとともに、チェックアウトを列車の出発時刻(夜の9時)に合わせてもらいました。
これで出発日が正式に決まったということで、その場ですべての料金を支払うことになったのですが、フロントマネージャーの(ような)おっさんは、なぜか総額より200ルピーほど少ない金額を書き込んだレシートしかくれません。そんなレシートを素直に受け取ってしまい、後で「足りない分を払え」と言われたらたまりませんので、おっさんに「何で額面が違うんだ?」と聞いたのですが、その問いにはいっさい答えず、インド人の伝家の宝刀「ノープロブレム」と言うだけなのです。
でもまあそのレシートには滞在期間も記入してあり、しかも延長したチェックアウト時間までしっかり書いてくれていましたので、まあ本当に問題はないのでしょう。
それから、もらったレシートの通し番号が「いい国造ろう鎌倉幕府」だったので、ちょっと嬉しかったということも、ついでながらご報告申し上げるのであります。
つづく
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