〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。 5/22(火) アーマダバード 晴 気温32℃ 帰りはメーター110でRs.30 Hotelで身支度を整えバザールへ くだもの屋街のフルーツ専門市場といった建物の入口にある店で買い物。 マンゴーが4ヶ Rs.25 その店の反対側の露店でくだものナイフを買う。 Rs.25 映画館そばの店で水Rs.12(1200ml)とハートのクッキーRs.10を買う。 GPO前のバナナ屋で、また6本Rs.10買う。 夜マンゴーひとつ食べる。おいしい。 腹具合悪し、時々痛む。 〔5/22の支出記録より〕 ランドリーサービス(ズボン、Tシャツ) Rs.17 合計 Rs.656 |
【以下の解説は2009年10月27日のものです】
サーバルマティー・アシュラムからのオートリキシャの料金は30ルピーでした。ほとんど同じ道を通ってホテルまで帰りましたので、やはり往きの50ルピーはボラれていたようです。
まあいくらガンディーゆかりの地といっても、当然善人ばかりじゃないわけで、常に注意が必要なのはどこでも同じなのであります。
一旦ホテルの部屋に戻り、態勢を整えてから、昨日少し覗いた旧市街のバザールを、今度はもう少しゆっくり見てみようと、再び出かけて行きました。インドのバザールというのは、同業者がかたまって店を出していることが多く、布屋があればずぅーと布屋だったり、金物屋があるなあと思えば、あっ、ここも金物屋だ、おや、ここもだ、ということになるのです。
ここのバザールもそのような感じの所なのですが、その中で一番私の目を引いたのが、たくさんの食肉屋の建ち並ぶ一角でした。そもそもアーマダバードはイスラム教徒の多く住む街なので、結構あちこちでシシカバブなどを焼いて売っているのを見かけておりましたが、そんなアーマダっ子の胃袋を支えるバザールのひとつがここのようです。
私は嬉々として一軒一軒覗いて回りました。
トリ肉屋の店先には生きたニワトリが入ったカゴがたくさん積まれています。羊肉屋の店頭には、さばいたヒツジ(ヤギかもしれませんが)の肉が吊るされています。そしてそれらはみな、たった今さばいたばかりのものであり、また今まさにさばかれているところという、どれも新鮮この上ない「お肉」たちでありまして、実に食欲をそそるのです。しかし残念なことに、私はいまだひどい下痢状態が続いていますので、あのうまそうに焼かれているシシカバブなども、おそらく食べることなくこの街を離れてしまうのだろうなあと、すでにあきらめてしまっていたのであります。
でも、捨てる神ありゃ拾う神あり、お肉がダメならフルーツはどう?ってことで、少し歩くと果物屋の集まる一角に出ました。そこにはマンゴーを始めとした色とりどりの果物が山と積まれ、おいでおいでをしていいるじゃあありませんか。
そこで一軒の果物屋で、今が盛りのマンゴーと、お腹に良さそうなリンゴを買いました。ほとんどの果物は量り売りで、マンゴーは4個で25ルピーでした。私はマンゴーを選ぶ際に、なるべく黄色く色づいたものにしようと思っていたのですが、店のあんちゃんは「このマンゴーの方が高級でおいしいんだ」と、緑色のマンゴーを勝手に袋に入れてしまうのです。その緑のマンゴーは、素人目にはまだ熟れていないように見えるのですが、まあプロが勧めるのだからと、素直にそいつをもらうことにしました。
リンゴはなんと2個で24ルピーと、マンゴーの倍もしました。ずいぶん高いなあと思っていると、それもそのはず、リンゴは南アフリカからの輸入品だそうで、期せずしてガンディーと同じルートで、ここアーマダバードまでやって来たということになるのであります。
サクランボはインドでも高級品のようで130ルピーもしました。またその一方でバナナは下等な果物と見なされ、こうした果物屋では扱っていません。バナナは昨日買ったような露店で売られているのです。
今日は一日ほとんど絶食状態でしたが、夜も食事は取らず、代わりにマンゴーを食べました。さすが旬のマンゴーで、しかも果物屋のあんちゃんが勧めてくれただけのことはあり、とてもおいしかったです。でも本当はお腹を壊している時には、あまりよくないんだよなあ。
と思ってたら、今までなかった腹痛がして来ました。
トホホ・・・こんな状態でホントに明日出発できるのだろうか・・・
つづく
[dfads params=’groups=39&limit=1′]