〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時の1ルピー(Rs.と略す)のレートを約1.7円とお考え下さい。 2013年11月14日(木) ジュナーガル 晴 30℃くらい バナナ5本Rs.10とクッキーRs.20、水Rs.15x2 ものすごいホコリの中を帰って来て、シャワーでサッパリ!! 7時のディナータイム開始を待ってルームサービスを頼む。 CREAMY TOMATO SOUP Rs.65 |
〔以下メモに解説を加えて〕
2013年11月14日(木) ジュナーガル 晴 30℃くらい
とにかくすごい建物が次々と現れるもので、予定より長く歩いてしまった。
途中外国人旅行者2組に会う。
ジュナーガルは1748年、ムガル帝国から独立する形で誕生し、その後2世紀に亘り栄華を極めた。
しかし1947年のインド・パキスタン分離独立の際、イスラム教徒であった太守がパキスタンへの帰属を望んだのに対し、多数を占めるヒンドゥー教住民はインド帰属を望んだため、結果インド軍が介入し太守は町を捨てパキスタンへと亡命したのであった。現在ジュナーガルで見られる古い欧風建築群は、ムンバイやコルカタに残る大英帝国支配下で建築されたものとは違い、歴代のインド人太守が築き上げたものであるという点が面白い。つまりそれらは町を去った太守(とその先祖)の置き土産といったところであるが、本来の主を失った建物はきちんとした手入れが施されず、荒れるにまかされている状況となっている。とはいえその荒れ方は空家のように放置されたそれではなく、商店や住居などといった実用に利用された上での荒れ方なのである。そんな古い町並を眺めていると、もしこれが全部きれいに保存されていたらさぞかし見事な光景だろうなと思う一方で、住民たちによって「建物」として有効に利用され、その生活にすっかり溶け込んだ形で余生を過ごすというのも、それはそれで悪くないんじゃないかなと思うのであった。
それにしてもなんとも豪華で贅沢な使い方ではないか。
そしてこれだけの建物が残されているのに、外国人旅行者がほとんどいないというのがまたなんとももったいない。
バナナ5本Rs.10とクッキーRs.20、水Rs.15x2
今日もまた常備食料の補給はかかさない。
ものすごいホコリの中を帰って来て、シャワーでサッパリ!!
ホテルの部屋の窓はバスターミナルを望むところにひとつあるだけである。
そしてそれはバスルームのドアのすぐ横なので、シャワーを浴びるためにパンツ一丁でそこを横切る時は、インド人女性を幻惑させないよう素早く通り過ぎる必要があるのだ。
7時のディナータイム開始を待ってルームサービスを頼む。
シャワーを浴びた後またあのホコリっぽい町に出るのが嫌なので、夜はたいていルームサービスになってしまう。
ルームサービスも時間によってできるものとできないものがある。
手の込んだ料理は夕食の時間だけで、それが7時からということなのである。
CREAMY TOMATO SOUP Rs.65
VEG. NOODLES SOUP Rs.65
GREEN SALAD Rs.35
PANEER BUTTER MASALA Rs.115
GARLIC NAAN Rs.45
VEG. FRIED RICE Rs.100
コーラx2 @Rs.25=Rs.50
水 Rs.20
合計Rs.495
グジャラートの料理は全般的に「甘い」と聞いていたが、トマトスープが何とも言えない甘みがあり驚いた。グリーンサラダはトマトとキュウリのスライスが皿に盛られ、その上にお情け程度の千切りキャベツ(実際は百切りくらい)がパラパラと振りかけられていた。
パニール(PANEER)はカッテージチーズのこと。
パニール・バター・マサラというのは、簡単に言えば肉代わりにチーズを入れたカレーである。
グジャラートは菜食主義者が多く、ここのルームサービスもすべてベジタリアンメニューなのだ。
カレーとしての味は予想通りで悪くはなかったが、バリバリのノンベジタリアンである私は、チーズではやはり物足りないのであった。
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