2001年にインドを旅した時、現地から日本の留守宅に出していた絵手紙です。
毎日何か話題を探して書き(描き?)ました。
誤字脱字意味不明文もあるかもしれませんが、あえて直しません。
よかったら見て下さい。
と、かつては言っておりましたが、再びここに収録するにあたり、補足として誤字脱字を正し、なるべく意味不明点を排するため解説を付けさせて頂きます。
【文面デジタルリマスター版(誤字修正脱字補完あり)】
2001.7.11(水)カルカッタ 大雨のち小雨 気温28℃
今日は大雨の中をカルカッタ郊外の村へ行きました。
今は田植えのシーズンで、あちこちの田んぼで田植えやその準備をしていました。
挿絵:聖なるウシで耕している
コブがあるウシなので道具をつけやすい
たまに牛の尻をたたく
ここには木で作った鋤が付けられている
木製
先の方だけ金属の板が貼り付けてある
田植えの済んでいない田んぼもたくさん残っているのに、いい大人たちが昼間からトランプをして遊んでいたりする。休みの日をどうやって決めるのか?
(つづく)
【解説】
牛はインドでは神聖なる動物として大切にされているが、それはなにも牛に楽をさせるという意味ではない。牛も荷車を牽いたり畑を耕したりと、しっかり働かされているのである。
ハガキには「田植えのシーズン」と書いてあるが、聞いたらこの辺りでは二期作ならぬ三期作が可能とのことで、いわば常時「シーズン」ということになるようである。
この日は朝から雨が降っていたとはいえ、田植えや田起こしをする人たちがいる一方で、軒先で車座になりトランプをする男たちがいて不思議だった。
ここでは田植えの時期と同様、人間の休日も各自マチマチなのかもしれない。