2001年にインドを旅した時、現地から日本の留守宅に出していた絵手紙です。
毎日何か話題を探して書き(描き?)ました。
誤字脱字意味不明文もあるかもしれませんが、あえて直しません。
よかったら見て下さい。
と、かつては言っておりましたが、再びここに収録するにあたり、補足として誤字脱字を正し、なるべく意味不明点を排するため解説を付けさせて頂きます。
【文面デジタルリマスター版(誤字修正脱字補完あり)】
2001.7.1(日)チェンナイ 晴 気温36℃
先日バニヤンの大木を見に行った時に、タマリンドと思われるものを見ました。
挿絵:固いカラ(手で割れる程度)
ギンナンのカラ色
中には鞘の部分が固めのゼリー状になったものが入っている
それをちぎって食べるとすごくすっぱい味がする
公園内でおばさんが4人で何やら選別を行っており、それがこのマメのより分け作業でした。
これを煮込んでジャム状にしたものをカレーの酸味付に使うようです。
オートリキシャの運転手がそれを拾い上げ「食べてみろ」と言うので少し食べました。
その後別の花も「食べてみろ」と言うので食べました。
(つづく)
【解説】
チェンナイでは基本的に自分の足で歩き回っていたが、病み上がりでまだちょっとふらふらしていたのでオートリキシャをチャーターした。そもそも炎天下を長時間歩き回り過ぎての頭痛(おそらく日射病みたいなもの)だったのだから、これ以上の徒歩移動は命とりである。
目的はチェンナイの街外れにある神智教会のバニヤンの大木を見ることであった。
しかし着いた時間が非常に悪く、午前の開放が終わったところであったため、3時間余りの時間をつぶしての午後の入場とあいなった。(その辺の顛末はこちら参照)
そんな満を持してのバニヤンの大木であったが、あまりにも期待が大きくそして待ち時間が長かったため、それほどすごいものとは思えなかった。
私にくっついて入って来たオートリキシャの運転手は、気の弱そうな男なのだがなかなかサービス精神旺盛で、自分の知り得る限りのことを教えてくれた。
そして「これを食べてみろ」と手渡して来たのが、この絵のタマリンドだったのである。
ちなみにこの時のオートリキシャは正確にはチャーターではなく、料金メーターでの支払いという約束であった。
しかしあまりにも走った距離が長かったらしく、帰路の途中メーターは料金表示の限界点(99.80ルピー)に達してしまい、あとはカックンカックンと空回りするだけなのであった。