さて、お話しの順番から行きますと、これからチェックインして部屋に向かうことになるのですが、この記事ではまずホテルの全貌をご覧頂きたいと思います。
このガジネール・パレスは、ビカネールのマハラジャ、ガンガ・シン(1880年~1943年)が狩猟用のロッジとして建てたものです。
まあ「ロッジ」と言いましても石造りの大きくて立派な建物で、その敷地面積は約6000エーカーに及び、今ではその一帯が野生動物の棲むサンクチュアリになっています。
それではさっそく、正面玄関のレセプションを抜けて内部に入って行きましょう。レセプションを抜けたところは、建物に囲まれた中庭になっています。
床は赤砂岩のタイルでできていて、花びらで作られた歓迎の模様がきれいに映えています。
その向こう、中庭のほぼ中央にはテーブルと椅子が用意され、その両側に植えられた樹がほどよい木陰を作ってくれています。
そしてこの中庭の一番奥が、この建物の顔とも言える主要なスペースです。一階部分は、かつてマハラジャがゲストを出迎えたであろう応接間になっていて、今はバーとして使われています。
さすがに室内は家具、装飾品など高価そうなものばかりで、内部の薄暗さと相まって重厚な雰囲気をかもし出しているのです。
きっと私みたいな庶民がこんなバーで酒を飲んでも、緊張してしまって心地よく酔うことなどできないでしょうね。
それではこのバーを、つつついっと抜けて行きましょう。
くれぐれも家具にキズなどつけないように気をつけましょう。
*すべて2007年3月時点の情報です。
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