年末年始はなにかとお忙しいことと思います。
こんなメルマガなんかゆっくり読んでる余裕はないかもしれません。
そこで今回は「読んだ時期別あいさつ」を採用しました。
このメルマガを読んでいる「時期」を下記よりお選びになり、指定の場所からお読み下さい。
◎12月25日前に読んでいる場合・・・・・・・【1】
◎12月26日~31日に読んでいる場合・・・・【2】
◎お正月に読んでいる場合・・・・・・・・・・・第13号をお待ち下さい。
【1】
いよいよクリスマスです。みなさん何か特別な予定はおありでしょうか?
隠れ仏教徒の私もクリスマスが近づくと心がウキウキしてきます。とても不思議です。
ディズニーアニメのピーターパンの中で、ピーターパンが子供たちに空の飛び方を教えるシーンがあります。
まずティンカーベルの粉を体にふりかけるのですが、それだけでは飛べません。もうひとつ大事なことがあって、それは「楽しいことを考える」ということでした。
そして子供たちが考えた「楽しいこと」に「クリスマスのおもちゃ」というのがありました。それほどクリスマスは「楽しい」代表なのでしょう。
さて、「楽しいこと」を考えれば飛べるなら、これはお金持ちより庶民の方が有利でしょう。なにしろお金持ちは普段からいろんな面で満たされているでしょうから、「楽しいこと」を思い浮かべるのが難しいはずです。
その点、私のような庶民は普段からなにかと我慢を強いられていますので、「楽しいこと」を考えるのは容易です。
まず・・・「道端でもらえるティッシュ」、それから「ウドンに混ざって入っていたソバ1本」、「駅弁のご飯の梅干の色の付いたところ」・・・
なんだか逆に悲しくなって来てしまいました・・・
みなさんも何か楽しいことを考えてみませんか。
【2】
さて、楽しかったクリスマスも終わりました。
人生楽ありゃ苦もあるさってなわけで、大掃除が待っています。
みなさんはもうお済ですか?
私の子供の頃は大掃除と言えば、家具はもちろん畳まで全部外して庭に出したものでした。
当時の我が家は茶の間のほかに2部屋もあるという恵まれた環境でした。
茶の間以外は和室で、2部屋合計10枚半の畳があり、5人家族で割ると一人平均2畳以上も占有できるほどでした。その代わり大掃除で畳を出すのはとても大変です。
とは言ってもまだ子供だった私は特に手伝うでもなく、がらーんとなった家に入り、その広々とした部屋を見渡して「うちはこんな大邸宅だったのか」と再確認するくらいでした。
外に出された家財道具の中で格別の待遇を受けていたのは、なんと言ってもテレビでした。
他の家具たちが冬の穏やかな日差しを浴びてたたずんでいるのに比べ、テレビはゴザをかけられて直射日光から守られていました。「ブラウン管には絶対に直射日光を当ててはいけない」と言うのが、当時のテレビに対する庶民のマナーだったのです。
この他にも庶民がテレビに接するときのマナーがいろいろありました。
まず、当時のチャンネルはロータリー式のがちゃがちゃ回すやつだったのですが、あれは同じ方向に回さなければなりませんでした。回す方向は各家の作法にのっとって決められ、我が家は右回りでした。
さらに高速でチャンネルを回転させることもご法度でした。
子供がつい、がちゃがちゃがちゃ!っと素早く回そうものなら、すかさず親の罵声並びに鉄拳が繰り出されたものです。なにしろ当事は子供の数よりテレビの数の方が少なかったため「絶滅の危機に瀕する動植物およびテレビ」といった感じで大事にされていたのです。
とは言え、子供は親の見ていないところではチャンネルを乱暴にがっちゃん!がっちゃん!回すものですからチャンネルの取っ手はすぐに取れてしまい、それが何回も続くとチャンネルの軸にはめる取っ手の穴がバカになって完全に使えなくなってしまうのです。
そうなってしまうとチャンネルを変えるには、ペンチでその細い軸をはさんで回すしかありません。握力の弱い子供はもはや自分でチャンネルを変えることができなくなり、おきて破りがどんなに罪深いことかを悟るのです。
月日は流れリモコンスイッチが標準装備となり、テレビからチャンネルスイッチは消えました。とても便利なのですが、古来から伝えられて来た神聖な儀式が消えてしまったようで少し寂しいです。
せめてリモコンにあのがちゃがちゃスイッチを付けてくれないものでしょうか?
さあ、話題を変えて「本題」に入りましょう。
がちゃがちゃ!
*このメルマガの後半へ続く
〔本題〕実際のメルマガではここに新着情報などが載ります。
*このメルマガの前半からの続きです。
今回は「年末年始はなにかとお忙しいことと思います」などと、みなさまの立場を考えた始まりだったのですが、気が付けばいつもよりたくさん書いてしまいました。はたして何人の人が読んでくれたか気になるところです。
みなさまも健康にご留意され、明るい新年が迎えられますことを切に祈っております。
本年の当店メルマガはこれでおしまいです。(えっ、ほっとした・・・ですか)
次号は・・・たぶんお正月です。新春爆笑ヒットパレードの合間に出します。
それでは良いお年を!