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海辺の地産地消といえばやっぱりこれでしょう:フォート・コーチン

         
  • 公開日:2010年9月14日
  • 最終更新日:2022年6月3日

フォート・コーチンは海に突き出た半島部の先っちょにあり、漁業も盛んなところでありますので、ここでは日本人の大好きなシーフードが食べられるのであります。

ということで、ここのところロクな物を食べていなかったということもあり、おいしいものを食べて栄養と気力を取り戻そうと、シーフードを食べさせるオープン・エアなレストランにやって参りました。

やはりシーフードといえばこいつが一番のお目当てです。しかしエビというのは全人類が共通して好む「うまみ」を持っているとのことでありまして、たとえ物価の安いインドでしかもこんな海辺の街であってもなかなかお高いざーますのよ、奥さん。
ちなみにこのくらいのエビで400~500ルピー(約800~1000円、調理代込)は取られます。

インドのスパイス攻撃に少々辟易していたということもありますが、それよりせっかく新鮮な海産物にありつけるということで、できるだけ素材本来の味がわかるような軽い味付けにしてよね、とお願いしたのですが、店のあんちゃんは「オレに任せておけ」とどんどん勝手に調理を進めて行きました。

で、出来上がったのがこれです。

エビのマサラソースの鉄板焼きです。

あ~あ、塩コショーがよかったなあ・・・でも特製マサラソースの味はなかなかよかったです。これがインドに来たばっかりの頃だったらうまい!うまい!を連発していたことでしょう。

さて、そんなスパイシーなエビを食べるなら、こいつがなくちゃあいけません。

それではここで問題です。
このマグカップに入ったこれは何でしょう?はい、そうです、ビールですね。

インドでは人前で堂々と飲酒することを嫌う傾向があるのですが、この店の場合は単にアルコール販売のライセンスを持っていないので、裏でこっそりマグカップに注いで持って来たというわけです。

そしてビールのおつまみにぴったりなのがこれ、オニオン・パコーラです。パコーラというのは天ぷらみたいなものですので、日本人にとっても馴染みのある味と食感でとても食べやすいのです。

そして仕上げはこれ、エビのカレーとレモン・ライスです。先ほどのマサラ味のエビだけでやめときゃいいのに、なぜか気が付いたらカレーを頼んでしまっていました。

レモン・ライスの方は店のあんちゃんに強く勧められて注文したのですが、レモンは特にどうするということもなく、避けてご飯だけ食べたので、無駄に料金が高くなっただけでした。

とまあ今回の食事はだいたい1400ルピー(約2800円)という超豪華ランチとなってしまいました。食事が終わって立ち去る私に、店のあんちゃんは「また来てくれよな!」と言いましたが、こんな散在そうそうできるわけもなく、以後この店の前は二度と通らないように気を付けていた私だったのであります。

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