〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。 6/27(水) チェンナイ 晴 気温37℃ 昨夜、トイレのフラッシュバルブが壊れて、水がしばらく流れっ放しになった。そのうち水は流れなくなったが、今度は何も出なくなった。 8:50 ネットカフェへ リキシャでスペンサープラザで Rs.20 徒歩でヌンガムバッカムへ 11:30 Marrybrownというファーストフード店で、チリチーズバーガー、フレンチフライ、コーク(セットRs.76)を食う。 Marrybrown Rice (おにぎりみたいなもの) 37℃の炎天下を2時間以上歩きまわる。 帰りがけ、フードワールドでトマトジュースやマンゴスチンを買う。Rs.200 コイルヒーターが壊れており、お湯が沸かせない。粉末スープを買って来ていたので、水で溶かして飲んだがうまくない。 |
【以下の解説は2010年1月18日のものです】
つい2日前にあれだけひどい頭痛で苦しんだのだから、少しはおとなしくしていればいいものを、この日は強烈な炎天下をひたすら2時間以上歩きまわりました。別にインドに苦行に来たわけではないのですが・・・
で、帰りがけにフードワールドというスーパー(バンガロールでもよく利用したお店です)で、フルーツやトマトジュースを買ったのですが、実はこの日一番の収穫は粉末スープだったのです。
というのもやはり体がだいぶ疲れているようで、食べるものもできれば固形物より液体、できれば暖かいスープ、しかもあまりスパイスが効いていないものがいいなあと思っていたところ、フードワールドで日本でもおなじみのブランド「クノール」の粉末スープを発見したのです!
ホテルに帰り、さっそくお湯を沸かしてスープを作ろう・・・と思ったところ、あれれ?コイルヒーターが熱くなりませんねえ・・・
インドのコンセントはよく接触不良を起こしますので、何度かプラグを抜き差ししてみたのですが事態はまったく変わりません。
う~ん・・・これはヒューズが切れたな・・・
私の持っているコイルヒーターというのは、電気コードの先に電熱線内蔵の金属コイルがむき出しで付いているだけの、とてもコンパクトにして実用本位の道具なのですが、水の入ったコップなどに浸けずに電源を入れると、安全のためにヒューズが切れる仕様になっているのです。そしてそのヒューズはコイルの根元のプラスチック部に封入されており、交換や修理が一切できないという、まっこと「失敗は許されんぜよ!」的な男気のする道具なのであります。
さて、壊れてしまったものはもうどうしようもないので諦めるしかないのですが、目の前にある粉末スープは諦めるわけには行きません。
しかしもう一度パッケージを読み直しても、やはり「鍋に入れて3分間沸かす」としか書いておらず、お湯が沸かせない境遇にある人のための作り方はどこにも書いてありません。
でも、考えてみたらお湯と水の違いは温度だけなので、その分時間をかければできそうな気がします。おそらく常温のミネラルウォーターの温度は熱湯の3分の1弱なので、制作時間を3倍強の10分かければ同じことになるのではないでしょうか。
そこで私は部屋の隅に捨てられていた空のペットボトルを拾って来て、そこにだいたいの分量で粉末スープと水とを入れ、一生懸命振り始めました。
ペットボトルをシェイクすること約10分、少し泡立った液体をカップに注ぎ、ちょっと身構えながら口に含んでみましたら、これがおいしくないのって・・・
だいたいこのスープは元々お湯を注ぐだけのカップスープではなく、鍋で煮立てるタイプのものなので水には溶けにくく、またスープには細かく刻んだ乾燥野菜などが入っていて、こいつが水ではまったく戻らず固いままなのです。
もうおいしくないというレベルではなく、ハッキリ言ってまずいです!
私は楽しみにしていたスープが飲めず、すっかり意気消沈してしまいましたが、その後帰って来たMくんも、紅茶を飲みながら食べようと思って買って来たケーキを手に、しばし呆然としていたのであります。
あ~あ、これからお湯なしの生活になっちゃうのかあ~
つづく
[dfads params=’groups=39&limit=1′]