〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。 5/19(土) デリー うす曇り 涼しい 朝26℃ 6時前に起床 朝食 TRAIN TICKET デリー滞在中約17リットルのミネラルウォーターを飲む。 朝Hotel前のみやげ物屋のおやじが「いつオレの店に来てくれるんだ」とせまる。 ネットカフェに行き Mail Check をしたがつながらず、HP書き込みして終わる。 Hotel に戻り Check Out コーラ Rs.25 Central Cotage の入口で楽士の演奏。 日中ひさびさに日差しが戻り、気温30℃ その後スーパーバザール、シャンカールマーケットへ行った。 文房具屋でお気に入りのペン5本(Rs.20)とカッター(Rs. )それと白いポストカード(サイズが合わず切ってもらった)を30枚(Rs.37.5) いつものチャイ屋でチャイを飲む。(Rs.2.5) 家へTel. 約45秒 Rs.39 (Rs.48/min) 駅へ様子を見に行く。 陸橋をホームを見下ろしながら端まで移動。 メインバザールの軽食堂で野菜のカレーパイ(Rs.10)を2ヶとコーラ(Rs.12)2本を取る。 Hotel に荷物を取りに行き、駅へ 〔5/19の支出記録より〕 朝食(ルームサービス) Rs.55 合計 Rs.2050.5 |
【以下の解説は2009年10月19日のものです】
いよいよデリーを出発する日がやって来ました。
ところが洗濯ものがまだちゃんと乾いていません。
できれば移動日の直前には洗濯はしたくないところなのですが、ズボン2本にTシャツ3枚という状態では毎日の洗濯は欠かすことができないので仕方ないのです。
さて、どうしたものかと天を仰ぐと、そこには天井から下がった大きなファンがありました。
そこで私は、もしかしたらこいつで洗濯物を乾かすことができるのではと思ったのです。
以前漁師町を紹介するテレビの番組で、開いたアジやイカをサークル・メリー(赤ちゃん用に天井に吊るして回すカラフルなあれです)のようにぐるぐる回して乾燥させるというのを見たことがあったのですが、この天井ファンを利用して同じ事ができるのではないかと思ったわけです。
私はさっそく自分のTシャツをハンガーごと羽のひとつに引っ掛け、ゆっくり回してみました。
するとTシャツを吊るした羽が重さで下がってしまい、がっこんがっこんとおかしな回転になってしまいます。
そこでMくんのシャツも借り、すべての羽に均等に引っ掛けて回したところ、今度はちゃんと平均して回るようになりました。しかしそれも高速回転にすると、通常より遠心力が働くためかやはり回転が安定しませんでしたので、あまり欲張らずに低速でゆっくり回すことにしたのであります。
*注:インドの天井ファンはただでさえたまに落下事故がありますので、そこに何か吊るすなんてことは絶対にしてはいけません。なのでこれを読んで同じことをしたためにファンが落下したとしても、それに関する修理費、治療費、または洗濯のやり直しなどには一切の責任を負わないのであります。
デリー滞在中は実によく水を飲みました。メモには「17リットル」と書いてありますが、それは部屋に残されたペットボトルの数からの計算ですので、実際にはもっと飲んだのではないかと思います。ちなみにこの写真がそのペットボトルの残骸の一部(2人分)なのですが、これは決して私たちが不精なために溜まってしまったのではなく、このホテルでは基本的に毎日部屋を掃除してくれないからなのです。ついでに言っておきますと、ベッドのシーツも一度も換えてくれませんでした。
まあやたらと部屋に入られるよりはいいかもしれませんけど。
ネットカフェに行こうとホテルを出ると、顔を合わせるたびに「一度オレの店を見てくれ」と必ず言うお土産屋のオヤジがいて、今朝は「いったいいつオレの店に来てくれるんだ」といつもより強い口調で迫って来るのです。このオヤジは私が今日デリーを出ることなど知らないはずなのですが、何か第六感のようなもので察知したのでしょうか。とても不思議です。
さて、ついに9泊したこのホテルをチェックアウトする時がやって来ました。
あの不安な到着初日から比べたら、ずいぶんこのホテルにも馴染みました。なにしろ普通はそんなに長逗留するようなホテルではないので、もうダントツで一番の古株宿泊者になってしまっていたのです。
フロントでまだ未払いだった分の宿泊費を払い、またデリーに戻って来た時にお世話になるかもしれないとホテルのカードを貰ったところ、なんとこのホテルは「スターパレス」ではなく、「スターパラダイス」だったという事実を知りビックリ!
9泊10日もしたのにその間まったく気づかないなんて、そんな自分にもビックリです。
*もっともこのホテルはスターパレスと同系列のホテルですので、別にうっかり間違えて泊まってしまっていたというわけではありません。ホテルの名前を知らなかったというだけです。
またこのカードは2001年のものです。その後デリーの電話番号は一部変更になりましたし、メールアドレスも変更になった可能性もありますので、ご利用の際は各自で最新の情報をご入手下さい。
荷物をホテルに預け、コンノートプレイス、ジャンパトゥとこの一週間で巡った場所へ最後のお出かけです。
昼食は飽きもせず、というか他を探すのが面倒ということで、セントラルコテージのチキンパイ。
そして再びあのスーパー・バザールあらためスーパル・バザールへやって来たのですが、何度来たところで商品が増えているわけでなく、お客もまばらで寂しいものでした。*写真はスーパル・バザールの正面玄関です。決して裏口ではありません。
スーパル・バザールから道を挟んだすぐ目の前にあるシャンカール・マーケットに行きました。
文房具屋さんの店頭に、当時私が愛用していたサインペン「FABER-CATELL FINEPEN 1511」がたくさんぶら下がっているのを発見し5本ほど購入しました。なにしろこのペンは日本でもなかなか手に入らなかったのです。
またインドから出すために持参したポストカード(無地のもの)が予想より早く消耗していたため、ここで買い足そうとしたのですが、その店にあるカードはちょっとサイズが違うのが気に入りません。そのことを店主に言うと、「ノープロブレム!すぐにお望みのサイズにできます」と言うや、店員をどこぞに走らせ、瞬く間にカードを指定の大きさにカットしてくれたのであります。すごいぞ!インド!
その文房具屋のおっさんはなかなか愛想のいい人で、お茶を出してくれいろいろ話などしたのですが、デリーを発つ日にデリーに知り合いが出来たようで、また戻って来る日が楽しみになったのであります。
再びメインバザール近くまで戻り、いつものチャイ屋で最後のチャイを飲みました。それでもまだ列車の時間までにはかなり間があり、再びネットカフェへ行ったり、ニューデリー駅まで下見に行ったりして時間をつぶしました。なので今回は妙に文章が長いのです。
列車では食事がちゃんと取れない可能性もあるので、メインバザールの小さな食堂で何か少しお腹に入れておくことにしました。
で、私が選んだのが野菜カレーのパイでした・・・
まったくそんなにパイが好きだとは、今の今まで自分でも気が付きませんでした。なるほど、確かにインドという国は、自分を再発見させてくれる国なのかもしれません。そうか・・・私はパイが好きだったのか・・・ふ~ん。
とまあ、そんなこんなで一日だらだらと過ごし夕方を迎えました。
それでもまだちょっと早かったのですが、他に行くあてもなく、ホテルに預けた荷物を受け取り、いよいよ駅に行くことにしたのであります。
つづく
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