〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時の1ルピー(Rs.と略す)のレートを約1.7円とお考え下さい。 2013年11月22日(金)ブジ 晴 初めにアジュラックプリの布工房に行く。 布の制作過程の説明や染料の説明を受ける。 みんなそれぞれじっくり布を見ていたので、昼食の時間がかなり遅くなる。 |
〔以下メモに解説を加えて〕
2013年11月22日(金)ブジ 晴
10時30分を少し過ぎて行動開始
今日は4人で布を見に行く。
早い話が昨日のツアーからポーランド人女性が抜けた構成で、つまり日本人だけのツアーとなった。
でも別に気心の知れた日本人だけで仲良く行こうね~などと申し合わせたわけではなく、ただ布を見たいという希望が一致しただけのこと。
車はガイド氏のマルチ・スズキで少々狭い。
昨日は5人参加であったため大き目の車でドライバー付であったが、今日はガイド氏自らの運転である。マルチ・スズキとは企業名であるが、ご存知日本軽自動車業界の雄スズキ自動車の合弁会社であるため、自然マルチ・スズキ=小型車ということになる。
一番体の大きなY棒が助手席に乗り、あとの三人は後部座席である。
私以外は女性なので、なるべくドアにくっつくように斜に構えて座り、あまり体が密着しないように気を付けた。おっさんは満員電車などでも痴漢に間違われないようにするため、いらぬ苦労をするものなのである。
初めにアジュラックプリの布工房に行く。
すでに白人の客が何人かいて布を選んでいた。
アジュラックプリとは昨日も見学したアズラック(アジュラック)の布を作る人たちが多く住む町である。
ただし町の名前が布の名前になったのではなく、そもそもアズラックを作る人たちが移り住んで来たためその名になったとのことで、つまり布の名前の方が先なのである。
布の制作過程の説明や染料の説明を受ける。
その制作方法は昨日も見たが、なんせ昨日は時間があまりなくせわしなかった。
またここは白人観光客も来ているように普段から来訪者が多いようで、工房の人の説明も堂に入っておりわかりやすかった。アズラックの布が完成するまでには16の行程があり、16日かかるとのこと。
そんな説明を染料の原料を見せながら順に説明して行ってくれる。みんなそれぞれじっくり布を見ていたので、昼食の時間がかなり遅くなる。
工房の庭のチャールパイ(ベッド)の上には出来上がった布が山と積まれていた。また建物の中の棚にもたくさんの布が収められているので、気に入ったものを選んで買うことができる。
これでは布好きの人にはいくら時間があっても足りないことだろう。
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