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第31回:ポルバンダール / 野菜市場と肉食

         
  • 公開日:2014年3月20日
  • 最終更新日:2022年6月18日
〔当時のメモより〕
*金額に関しては当時の1ルピー(Rs.と略す)のレートを約1.7円とお考え下さい。

2013年11月16日(土) ポルバンダール 晴

市場などを見ながらしばらくウロウロする。

ノンベジレストランを教えてもらい、入る。
チキンスープ @Rs.90x2
チキンアフガニー Rs.105
マトンカダイ Rs.110
プロウンフライドライス Rs.200
水 @Rs.20x2
ローティー Rs.15
計Rs.650

〔以下メモに解説を加えて〕

2013年11月16日(土) ポルバンダール 晴

市場などを見ながらしばらくウロウロする。

ガンディーの生家を後にして商店街をぶらぶら歩いていると、やがて右側に倉庫のような大きな建物が見えて来た。
狭い入り口から中を覗いて見たら市場だったので、入ってみることにした。
入口にはコンクリートで「ミニ迷路」のようなものが作られていて、通路は人がようやく通れる幅となっている。おそらくこれは牛避けなのだろう。
つまり市場の野菜を狙ってやって来た牛が、この「迷路」に阻まれ侵入できないということなのである。

市場であるから当たり前ではあるが、中には小さな八百屋がずらっと並んでいて、本当にこれだけの店が共倒れすることなくやっていけるのだろうかと心配になる。通常は通路の両側に造られた腰高の台の上で商売をするが、通路に直接シートを敷いて商売をする人たちもいた。そんな店の中に、やけに陽気なおっちゃんがやっている店があった。
おっちゃんは自分の禿げ頭の横にキャベツとカリフラワーを掲げておどけて見せると、息子らしきあんちゃんが、その頭にナスを乗せて笑いを誘う。私が大笑いすると、気を良くしたあんちゃんはおっちゃんの禿げ頭と私の頭を交互に指差し「セーム!セーム!」と言う。失礼だろ!
とにかくユーモラスなおっちゃんに勧められるがままにトマトを試食し、買う予定もなかったのに1kg買ってしまった。60ルピーだった。

ノンベジレストランを教えてもらい、入る。

時刻は2時半を回り、さすがに腹が減った。
なにしろ今日はバナナとクッキー、それからポップコーンしか食べていないのである。
小さな売店の前にたむろしていた人たちに、この辺りにレストランはないかと尋ねると、なんとノンベジレストラン(非菜食のレストラン、つまり肉が食べられる)を教えてくれた。先ほどの商店街のさらに先にあるということだったので、喜び勇んで歩いて行くがそれらしき店がまったく見つからない。右往左往という言葉があるが、本当に右へ左へうろうろしながら探し回ったが見つからず、もう一度人に尋ねてようやくたどり着いた。入り口に座っていた恰幅のいいあんちゃんに、ここで肉が食えるのかと単刀直入に聞くと、奥の部屋に通された。やはりこの町(グジャラート州全般だが)では菜食が一般的であり、あまり大っぴらに肉を食べたりはしないのだろう。

そんな隠れ部屋のような薄暗い部屋で、これまた陰気なウエイターから渡されたよれよれのメニューには肉料理がずらっと並んでおり、メニューを持つ私の手も興奮と空腹でわなわなと震えるのであった。チキンスープ @Rs.90x2

ここからは注文した料理を写真とともに見て頂こう。
なお写真がぶれているのは、部屋が薄暗いからと興奮からである。(なので画像は小さめである)
また食べることに夢中だったので、ある程度食べてしまった状態となっている。

まずはチキンスープである。
ほら!肉だ!肉だ!肉だあ!
私はこんなにうまいチキンスープをこれまでに食べた事がない。
インド、ポルバンダールのレストラン

チキンアフガニー Rs.105

アフガニーなのでアフガニスタン風のチキンカレーということである。
でも今は味付けなんかどうでもいいのである。肉が食えることが重要なのだ!
インド、ポルバンダールのレストラン

マトンカダイ Rs.110

カダイとはこの料理が入れられている両耳付の小鍋のことだが、「カダイは辛い」と覚えればいい。実際マトンカダイは羊肉を使った辛いカレーなのである。
インド、ポルバンダールのレストラン

プロウンフライドライス Rs.200

エビチャーハンである。
おそらく乾燥エビを戻したものを使っているのだと思うが、正直これは値段に比べてそれほどうまくなかった。
インド、ポルバンダールのレストラン

水 @Rs.20x2
ローティー Rs.15
計Rs.650

しかし久しぶりに食べたチキン、マトン、エビの連合軍に私は大満足であった。肉食ばんざい!

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インド先住民族の工芸品ドクラ