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遊んでるわけじゃないのだ:インドの水上掃除

         
  • 公開日:2012年5月8日
  • 最終更新日:2022年7月22日

デリーのおしゃれスポット、ハウズカーズ・ヴィレッジに隣接するディア・パーク内の池で、盛大に水しぶきを上げて戯れるおっさんがいた。しかもタイヤチューブの再利用と思われる浮き輪を装着し、実に楽しげであった。時季は3月下旬、すでに春を呼ぶお祭りホーリーはとっくに過ぎ、日に日に暑くなって来る頃ではある。
しかし泳ぐにはまだちょいと涼しいようにも思うのだが・・・

でまあそんなおっさんの水遊びを微笑ましく、そしてちょっと不審に思いながらなおも眺めていると、どうやらこのおっさんはただ単にはしゃいで水しぶきを上げているわけではないらしいということが分かって来た。

おっさんは水上に漂うゴミやアオコを池の隅に追いやっていたのである。たぶんこの後それらを網かなにかで掬い取るのであろう。千葉の手賀沼などでも大量に発生したアオコの除去を行っているが、そちらは大規模な除去装置や専用船を使って行われている。
それに対してインドは人力である。きっと作業時間もかなりかかるのであろう。

しかしいくら長時間の労働だからといってもトイレはちゃんと外でして、さらなるアオコの発生につながる富栄養化の促進だけは、ぜひとも避けてほしいと思う次第である。

木彫りのガネーシャ