適度な強度がちょーどいいのだ：インドのおもちゃ

インド各地の物産店が並ぶデリハット。ここでは手作りの素朴なおもちゃも時折見かける。

この子どもが引いているのはそんなおもちゃのひとつなのだが、大八車のような車体に紙張りの小さな太鼓が載せられていて、車輪が回転すると二本の小さなバチが交互に太鼓を叩くという仕掛けのものである。で、これが甲高い音でタカタカタカタカ！と鳴って結構うるさいのだ。引いている子どもでさえ、あまりのうるささに引き続けられず、2～3ｍタカタカタカタカタカタカタカ！と騒音をまき散らすと立ち止まってしまうほどなのだ。

ただこうしたおもちゃは作りが頑丈でなく、あっという間に壊れてしまうのが救いである。

音が鳴らなくなった時、買ってもらった子どもも内心ホッとすることであろう。