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空腹でもまずいものはあるのだ、アゲイン:今度はインディアンチャイニーズ

         
  • 公開日:2011年9月22日
  • 最終更新日:2022年7月12日

ヴァラナシ滞在二日目、今日こそどこかいい食堂はないかと路地をうろつきまわったのですが、どうも良さそうなところが見つからず、よせばいいのにまた昨日の食堂へ入ってしまいました。

昨日はなまじ「日本食っぽい」ものを頼んで失敗したので、今回はまず外すことのないガーリック・チキンにしました。なにしろニンニクとスパイスで味付けしたソースですから、不味くなりようがないのです。

さあ、出て来ましたよ!って・・・これ?ガーリック・・・チキン?

私、今までインドのあちこちの町でガーリック・チキンを食べて来ました。味付けは店によってさまざまで、見た目も茶色いものやエビチリソースのように赤い物までいろいろありました。
でも、こんな薄い黄色でしかもソースがしゃばしゃばのものは初めてです。

まあ見た目だけで判断してはいけないのですが、実際食べてみたら見た目と同じものすごく味の薄いスープにチキンをちぎって入れただけのもので、ご飯にかけて食べるとトリの生臭さが鼻についてしまうという、おいこら!人をバカにすんのもいい加減にしろよ!というレベルのものでした。

今日は昨日より空腹ではありません。朝もチーズ・トマト・サンドを食べました。
でも昨晩は夕飯を食べておらず、この昼食も午後2時過ぎにありついたとあれば、日本の常識で言えば立派な空腹状態であると思うのです。

それなのに・・・ああ、それなのにこの不味さ・・・

これでライスとミネラルウォーターを付けてなんと154ルピー(約308円)もしてしまいました。
しかも昨日もそうだったのですが、つり銭がないと言うのです。
そりゃまあつり銭の用意がないことなんて、インドの小商いにはよくあることですよ。
でもここはちゃんと店を構えている食堂なのです。でもって払う金額だって10ルピーや20ルピーじゃないのです。

さすがに二日続けて不味い物を食べさせられ(まあ私が自分で入ったのですが)、さらにつり銭がないとはあまりと言えばあまりの仕打ち。
ムッとなって「つり銭くらいお前が用意しろ!」と言ったら、店のあんちゃんようやく店の外に飛び出して行って、つり銭を持って来ました。

ったく・・・それくらい当然だろ・・・

とまあ、とにかく私にとってはとんでもない店だったのですが、店の中には日本語で「すっごくおいしかったです!」とか書かれた紙が貼られていたりしましたので、あれをおいしく感じる人もいるようです。

だからこの店の味は「私の口だけ」に合わないのだという結論にして、店の名前はハッキリとは書かないのであります。

真鍮製のアンティーク弁当箱