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こんな遣い手もいるんですねえ:インドのブタ遣い

         
  • 公開日:2011年6月9日
  • 最終更新日:2022年7月11日

インドではそこらじゅうでヤギ遣いとかウシ遣いとかヒツジ遣いとかゾウ遣いとかラクダ遣いとかそれからえーとえーと・・・、とにかくありとあらゆる動物の遣い手というのを見かけるのですが、私は今までブタ遣いというのを見たことがありませんでした。

インドのブタというのは全身黒っぽい毛に覆われ(黒豚とはまた違います)、ほとんどイノシシみたいな身なり(?)でごみ溜めなどを漁っていたりして、とにかく「おいら勝手気ままな野良ブタ稼業だい!」といった感じなので、まさかそいつらを集団にまとめ上げて世話をしている人がいるとはおもわなかったのです。

そしてら、いましたねえ~

これはヴァラナシ(ベナレス)に到着するちょっと前に、バスの車窓に見た光景なのですが、見事にブタの集団をまとめ上げて河原を移動して行っておりました。ちなみにヴァラナシでは安い日本食レストランもありまして、こんな風にカツ丼なんてのも食べられるのです。ちなみにこいつは60ルピー(約120円)でした。おそらくこのカツ丼に使われている豚肉だって、あの河原で見たような半イノシシ先祖帰り的な豚なのだろうと思います。
そんなことを言うと、中には「ひえ~!」なんて大げさに驚いたり、「そんなもの金輪際食べませんわ、あたくし」なんていう上流マダム(そんな人は安食堂には来ないとは思いますが)もいるかもしれません。
まあ実際日本のものに比べれば肉は固くてそんなにおししいものではありませんが、インドでカツ丼を、しかもこのお値段で食べられるのですから、あたしゃなぁ~んにも文句はありませんよ。もうどんどん食べちゃいます。

ということで、大変リーズナブルなお値段でカツ丼をご提供下さる安食堂のみなさん並びに、その主要な食材を育て上げて下さるブタ遣いの皆様に、この場をお借り致しまして厚く御礼申し上げる次第であります。

ありがとうございます。
そしてご馳走様でした。