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それはこうです!たぶん:【今回のテーマ】チョーメン

         
  • 公開日:2015年8月14日
  • 最終更新日:2022年7月25日
 このコーナーは当サイトに関する最近の検索キーワードの中から、「これはいっちょちゃんとお答えしとかなきゃいけませんね」というものをピックアップして、頼まれてもいないのに勝手に回答してしまうコーナーです。
そもそもその検索キーワードを打ち込んだ方はすでに当サイトを訪れ、そしておそらくがっかりされて去って行かれただろうと思いますが、あえてそのさみしげな背中に向かってお答えさせていただきます。
「それはこうです! たぶん」

今回取り上げる検索キーワードは

「チョーメン」

です。

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インドの食べ物と言ったら「カレー」と答える人は多く、またそれは事実であり、実際インド人は(いわゆる)カレー味の食事をよく食べる。

しかしインドの食事は当然それだけではなく、そのひとつが今回のテーマのチョーメンである。

私もカレーが好きだが、それは日本のカレーライスであり、インドで毎食カレー攻撃を受けたら一日で参ってしまう。
じゃあインドに行ったとき何を食べるかと言うと、それはチョーメンとなる。

一言で言えばチョーメンは焼きそばである。二言で言っても焼きそばである。三言で言っても四言で言っても焼きそばだったら焼きそばなのである。
それはもともと中華料理の炒麺(チャオミエン)がルーツなので納得なのである。

その炒麺がインド庶民にすっかり浸透しチョーメンとなり、今では安食堂の定番メニューにもなっているので、私などは実にありがたく思うのである。インドの定番中華チョーメンで、私も町内会の夏祭りで焼きそばを焼いた経験を持つセミプロだが、あまり料理には興味がないため、これ以上「料理としての」チョーメンを語れない。
なのでここからはインド全土(ちょっと大げさだけど)で私が食べたチョーメンのごく一部を写真で紹介させて頂くことにする。

まず始めはニューデリー駅近くの小奇麗な食堂で食べたチョーメンである。
具にはチキンが入っているが、焼き色がついていたので、店先に吊るされていたタンドーリチキンの残りなのだろう。インドの定番中華チョーメンこれは湖に浮かぶ白亜のホテルで有名なウダイプールで食べたチョーメンである。
ホテルの屋上のレストランで食べたのだが、もちろんそのホテルは湖に浮かぶ高級ホテルなどではなく、エレベーターもないような小さなホテルで、屋上まで階段でえっちらおっちら上って行ったのであった。インドの定番中華チョーメンこちらは砂漠の城塞都市ジャイサルメールで食べたチョーメンである。
一見うまそうに見えるかもしれないが、それは気のせいである。インドの定番中華チョーメンこれはパキスタン国境に近い町バルメールで食べたチョーメンである。
観光客などまずいないバルメールにあって、一番新しくきれいなホテルのレストランのものである。
でも泊まったのはそこではなく、もっとばっちい、いや、由緒あるホテルだった。インドの定番中華チョーメンこれはグジャラート州アーマダバードで食べたチョーメンである。
見てもわかる通りねっとりしたあんかけ風でおいしかった。インドの定番中華チョーメンこちらも同じくグジャラート州のジュナーガルで食べたチョーメンである。
トマトケチャップ味だったが、あまりうまくなく半分方残してしまった。インドの定番中華チョーメンこれは世界遺産の点在するオールド・ゴアで食べたチョーメンである。
この時の同行者はフィッシュ・カレーを注文したが、丸ごと油で揚げた魚に閉口し、このチョーメンをうらやましそうに見ていた。インドの定番中華チョーメンこれはそのゴア郊外にあるリゾート地カラングート・ビーチのチョーメンである。
実は私はここではビールを飲んでいてこのチョーメンを食べていない。
これは前出の同行者が注文したものなのだが、オールド・ゴアのフィッシュ・カレーに懲り、あらためてチョーメンの偉大さに気付いたということなのだ。インドの定番中華チョーメンこれは水郷の町アレッピーで食べたチョーメンである。
もやしがたくさん入っていてうまかった。インドの定番中華チョーメン写真がちょっとボケてしまったが、これはスリランカに近いラーメシュワラムで食べたチョーメンである。
ちなみに皿の下に敷かれているのは、バナナの葉に見立てた蠟引きの紙である。
この食堂ではその紙の上にご飯とおかずをよそって食べる「ミールス」と呼ばれる南インドの定食がメインなのだが、注文したのがチョーメンだったので、店の人は拍子抜けしていたようだった。インドの定番中華チョーメンそして最後に紹介するのは、デリーの動物園の入り口付近にある食堂のチョーメンである。
どこの国でも選択肢のない場所の商売は客の足下を見るものだが、ここのチョーメンも見事なくらい具が入っていない。
しかし私にはこのほぼ具なしのチョーメンが本当においしく感じた。
なにしろ私は日本でもたくさん具の入った焼きそばが嫌いで、とにかく麺をたくさん食べたいのである。
なのでこのデリー動物園のチョーメンは、私にとってはインドにおけるベスト・オブ・チョーメンと言っても過言ではないのである。インドの定番中華チョーメン

以上、少しでもお役に立てたら幸いである。