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同じ下手なら絵の方が通じる:インドの絵サイン

         
  • 公開日:2014年7月10日
  • 最終更新日:2022年7月25日

インドの識字率は約74%(2011年の国勢調査)とのことである。
そこに私が加わると数字は悪化する。

ということで、私もインドに行くと文盲の仲間入り(日本でも難しい漢字は読めないが)なのだが、そういう人のためにか、または単にわかりやすくするためか、案内板に絵が添えられている、または絵だけで構成されているということがよくある。

これは前にも一度紹介したが、アーマダバードのガンディー・アシュラム内の壁に描かれた絵で、アシュラム内で生活する子供たちへの、衛生に関する啓蒙看板である。これなら現地語が読めない私でもよくわかる。左から「歯を磨こう」「手を洗おう」「顔を洗おう」「わき毛を剃ろう」である。
いや、これは子供相手の看板だからわき毛はないな。
じゃあ
「体を洗おう」
かな。

それではこれは何だかわかるだろうか。なかなかピカソ的な絵であるが、まあ男の人の顔であることはわかるのではないだろうか。

はい、答えは男子トイレのサインなのである。このようにあまり上手とは言えず、それどころか笑ってしまうような稚拙な絵であっても、まったく読めない記号よりは格段に役に立つということなのである。

ちなみにこの右側には女子トイレもあり、その入り口には男子トイレと同じ筆致の「女子の絵」が描かれていたが、そんなものを写真に撮っていると変態と思われ袋叩きにされること間違いなしだったので写せなかった。

場所はグジャラート州ブジの駅の公衆トイレなので、女性の方でそこに行かれる方がいたらぜひ写真に収めて頂きたいと、この場を借りてお願いする次第である。