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その17:気分一新ガジネールへ向かう

         
  • 公開日:2007年5月30日
  • 最終更新日:2022年6月21日

格上ホテルのしかもスイートルームを提供してくれるとは言え、結局は体よく追い出されたようなもので、笑顔で見送るマネージャー氏の微笑みもどこか狡猾に見えてしまい、今さらながら一抹の不安がよぎる私でした。

そんな私のちょっと浮かない顔を見てか、ドライバー氏は従業員から聞き出した今回の「宿泊拒否」の理由を教えてくれました。

「実は今ビカネールでは映画の撮影が行われていて、その出演者の宿舎にカリニ・ヴァワン・ホテルが使われることになったそうなのです」

ほおほお、なるほどね。
それならその映画に出ている女優さんが帰って来るまで、あの場でもう少し粘ればよかったかもしれないなあ。さぞかしきれいなんだろうなあ。

しばらくビカネール市街を走っていた車は、また砂漠の中の道を走り始めました。この道はジャイサルメールへと続いている道なのですが、ジャイプールからビカネールまでの道と比べると格段に通行量が少なく、やがて道幅が狭くなりセンターラインもなくなってしまいました。路面の舗装も結構古いようで、ところどころ穴を補修したような箇所もあり、かなり荒れた状態になって来ました。

ガジネール・パレスは、そんな道路からさらに車一台分の舗装しかしていないわき道を走った先にありました。
距離はマネージャー氏の言っていた「約30km」ではなく、35kmほどあったようです。時間も1時間弱かかりました。

でもまあ、ようやく今夜の宿に到着したわけです。

しかもさすがに「格上」のホテルです。

これはこれは、なかなかたいしたもんじゃあないですかあ!

*すべて2007年3月時点の情報です。

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木彫りのガネーシャ