〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時1ルピーが約2円だったので、ただ単に2倍にすれば円価になります。 2010年4月12日(月) コヴァラムビーチ 晴 30℃ 昨夜は1時頃目が覚めた。汗をぐっしょりかいていた。2時間ほど寝られずにいたが、しばらくすると少し気温が下がって来たようだった。 明るくなって目が覚める。早朝は涼しい。 8時頃また停電になった。 ホテルに戻るとまたまた断水で水が出ない。電気もまだ来ておらずちょっと不便である。 11:45頃ビールを飲みに行く。 海のボード屋は1時間Rs.50とのこと。3時頃行くと約束。 ボードを2時間分借りて始めるが、遊び方がよく分からず、波に揺られてみたりしながら1時間ほど過ごす。 6時過ぎレストランへ 部屋に戻るとすぐ停電(8時前) 疲れているのでベッドに横になり少し寝たが、ものすごい汗で目が覚める。 音楽を聴きながらじっと待つが、結局電気が来たのは午前1時少し前だった。 |
【以下の解説は2012年11月14日のものです】
〔以下メモに解説を加えて〕
2010年4月12日(月) コヴァラムビーチ 晴 30℃
昨夜は1時頃目が覚めた。汗をぐっしょりかいていた。2時間ほど寝られずにいたが、しばらくすると少し気温が下がって来たようだった。
昨夜はベッドを窓のところまで引きずって行って寝たのだが、それでも暑くてよく眠れなかった。
明るくなって目が覚める。早朝は涼しい。
暗くなったら寝て、明るくなったら起きる、なんて健康的なのだろう。しかし毎晩こう暑くて眠れなくては実に不健康である。太陽の動きに合わせるのではなく、気温の上下に合わせて寝るべきなのだろうか。
8時頃また停電になった。 朝食に出る。 昨日と同じ店で同じものを頼むと、停電のためパイナップルジュースはできないとのこと。しかたなくオレンジジュースにする。オレンジジュースはパイナップルジュースよりRs.10高い。チーズトマトガーリックサンドと紅茶でRs.140
コヴァラムビーチはよく停電する。大きな(そして高級な)ホテルなら自家発電装置などがしっかり完備されほとんど不便はないのだろうが、小さなホテル(少なくともここ)は停電をまともにくらってしまう。でもまあ夜が明けてからならその影響はほとんどないのである。 しかし朝食を食べに行った先で停電の影響があった。どうやらパイナップルジュースは電気式のジューサーで作っているらしく、今朝はそれが供給不可能となっていた。その点オレンジは外皮さえ剥いてしまえば、あとは果汁を包み込む薄皮だけなので、手でつぶしたとしてもたいした労力ではないだろう。それにしてもたいていオレンジジュースはパイナップルより安いのだが、ここでは逆転現象が起きていた。原料費の違いなのか、それともジュースを作るための設備投資の違いなのだろうか。
ホテルに戻るとまたまた断水で水が出ない。電気もまだ来ておらずちょっと不便である。
停電に加えて断水である。水が出ないとトイレも使えないので実に不便である。こういう経験をすると、電気より水の方が人間にとってより重要なのだということを再認識させられる。
11:45頃ビールを飲みに行く。 ビール4本とピーナッツでRs.334 日本に行ったことがあるという英国人夫婦と少し話す。
ビールが4本に増えたが、この日はM君と連れ立って行ったのである。私が飲んだのは2本半(M君の2本目を半分もらった)なので、いつもより少ないのである。
海のボード屋は1時間Rs.50とのこと。3時頃行くと約束。 昼寝をしてたら3時20分になってしまっていた。
昨日は手ぶらで海に入ってあまりおもしろくなかったので、今日は浜辺で貸し出しているボード(たぶん「ボディボード」というやつ)を借りることにした。
ボードを2時間分借りて始めるが、遊び方がよく分からず、波に揺られてみたりしながら1時間ほど過ごす。 ようやくこのボードは波に乗るものと知り、挑戦するがうまくいかない。しかし一度何かの拍子にうまく波に乗ったら、これが実に爽快で楽しい。あまりのスピードにパンツが脱げそうになった。 5時過ぎまでやって上がる。
初めはビート板代わりに使っていたボードだが、周りの人のやっているのを観察して見よう見まねでやってみた。そして一度波に乗れたらもう病み付きになってしまった。
6時過ぎレストランへ 今夜はエビにした。500gでRs.550 ガーリック・ジンジャーソースで焼いてもらう。おいしい!! ビール3本、ウイスキー2杯、オニオンリング
今夜もまたシーフードだが、今回は店のおやじの勧めでスパイシーな味付けにしてもらった。 郷に入っては郷に従えと言うが、さすがインド人、スパイスの使い方がうまい。初日のタンドールもさっぱりしていてよかったが、昨日の魚は味付けをプレーンにし過ぎたため臭みが残り、あまりおいしくなかった。 そのせいか今夜はウイスキーが一杯多い。
部屋に戻るとすぐ停電(8時前) 真っ暗闇でシャワーを浴びる。
昼間の停電ならたいした影響がなくても、夜となるとちょっと困る。まあ不幸中の幸いで、このホテルの滞在も3日目であったため、すでに勝手知ったるバスルーム、まさしく「目をつぶってでも」シャワーくらい浴びられるのである。
疲れているのでベッドに横になり少し寝たが、ものすごい汗で目が覚める。 電気が来て天井扇が動き出すまで寝るのをあきらめ、ベランダで星を見て過ごす。 流れ星を見た。 海の沖合には漁火と思われる灯が点々と並んでいる。
酒の酔いと昼間の海水浴の疲れとで、体は睡眠を欲しているのだが、停電で天井扇が止まったままなので暑くて寝られやしない。 で、「寝られぬのなら、起きてしまえホトトギス!」が信条な私なので、少しでも涼しい(と思われる)ベランダの椅子に座って過ごすことにした。しかしベランダは蚊が多くて参った。足元の蚊取り線香を少しずつ増やして行き、最終的には四つになった。 本当に久しぶりに流れ星を見た。流れ星は願い事をする間もなく消えて行ったが、もし間に合う事なら願いはひとつ、「早く電気が来ますように」である。
音楽を聴きながらじっと待つが、結局電気が来たのは午前1時少し前だった。 扇風機のありがたさが身に沁みる。 しかしすぐにまた停電となってしまう。 今度は10分ほどで復旧。やれやれ。
まあそのうち復旧するだろうと、ベランダで蚊に刺されながら待つこと4時間、ついに電気がやって来た。ベランダの小さな電球が灯るとともに、部屋の中から天井扇の回転音が聞こえ始めた。ああ、ありがたやありがたや・・・ 電気の復旧にも気づかずベランダで眠りこけてるM君を置いたまま、部屋に入ってベッドに横になった。 まったくビーチリゾートでの休暇も楽ではないのである。