〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時Rs.1が約2.7円、3倍にして1割引けば簡単に計算できます。 7/8(日) カルカッタ 雨のち晴/曇 気温32℃ 夜中にムシ暑くて起きる。 7時頃起きる。体が痛い。 9時、朝食を取りに屋上レストランへ行く。 9:40頃、チケットオフィスへ行く。(雨模様) カルカッタ公園を通り抜け、12:30動物園到着。なかなか遠かった。 帰りはタクシー(Rs.40)で帰る。 Hotel 近くのサダルストリートにあるネットカフェで、久々のメールチェック。Rs.40 着ていた服を全部洗濯する。 |
【以下の解説は2010年1月29日のものです】
長期の旅行とはいえ、際限なく時間があるわけでもないので、ひとつの街に到着するとすぐに次の街に移動する手段を調べ、必要ならその切符を手配しなければなりません。
ということで、次なる目的地バラナシ(ベナレス)行きの列車のチケットを買いに出掛けました。
まず向かったのはチケット予約オフィスです。これはフグリー河沿いのストランド通りにあり、わざわざ対岸のハウラー駅まで行かなくても済むのですが、雨季のコルカタの街は至る所に水溜りができ、舗装道路だというのに泥でぐちゃぐちゃしていたりして、とても歩きづらいのです。
事前に地図で確認しておいたというのに、オフィスはなかなか見つかりませんでした。
なにしろ同じような建物が建ち並んでいる上に、目立つ看板もなく、目の前まで行ったのに右往左往してしまったのです。何度か同じ道を往復したのち、ようやく「ここかな?」という建物に入ってみると、はたしてそこが目指すオフィスだったのですが、希望していたバラナシ行きのエアコン付の二段寝台が取れませんでした。
すると窓口のおっさんは、「もしかしたら外国人専用のオフィスでなら取れるかもしれない」と言い、その場所を教えてくれました。(写真はチケットオフィスとは関係ありません)
外国人専用オフィスはそこから一区画ほど先にありました。
さっそく窓口で希望の列車と等級を言い調べてもらったのですが、やはり「取れない」とのことでした。ただここでは、「三段の寝台なら取れるけど、どうする?」と聞かれました。もしかしたらその列車は初めから二段寝台はなかったのかもしれません。
三段寝台は日本ではもう姿を消しているようですが、私は高校の修学旅行で乗ったことがあり、その中段ベッド(割り当てでそうなったのですが)の息苦しさに閉口した思い出がありましたので、少し答えを躊躇してしまいました。
でもまあ他に選択肢がないなら仕方ないか・・・
じゃあ、それで予約をお願いします。
と返事をしたのですが、その一瞬の迷いが運命の分かれ道、正式に予約を入れようとした時にはすでに希望日である12日は埋まってしまっていて取れませんでした。
仕方なく2度目の譲歩で翌13日の列車を抑えたのですが、そこでふと、「こんなに苦労して予約オフィスに辿り着いたのだから、いっそのことバラナシからの列車のチケットも取ってしまおう」と思い立ち、その旨を告げると、
「それはここでは取れない。チケット予約オフィスに行きなさい」
と言われ、その場所を教えてくれました。
チケット予約オフィスはそこから一区画ほど戻ったところにありました・・・って、さっきのところだよ!
ふたたびチケット予約オフィスに入り窓口へ向かうと、係のおっさんは私が外国人専用オフィスの場所がわからずに戻って来てしまったと思ったようで、また場所を説明しようとするのです。
しかしそれを素直に聞いていると、今日一日ふたつのオフィスを行ったり来たりして終わってしまいそうだったので、事情を説明し、無事バラナシ発の切符も確保できたのであります。
だけどさぁ、こうした業務分担ってもう少しなんとかならないものでしょうかねえ。
あと看板をもっとわかりやすいものにして欲しいですねぇ。たぶん私みたいにまごまごする人は多いと思いますよ。
まっ、係のおっさんは親切だったし、とりあえず切符は手に入ったので、今日のところは良しとしますけどね。
つづく
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