コヴァラム・ビーチでの宿はホテル・シーフェイスというところです。
ホテル・シーフェイスはお店やレストランの立ち並ぶ賑やかなライトハウス・ビーチとは岩礁で区切られたハワ・ビーチ側にあります。とは言え、ほんの角を曲がったところといった感じで、歩道を歩いている分にはライトハウス・ビーチとの違いはまったく感じません。
その岩礁の上から見るとこんな感じです。そしてこの右側にはお土産屋やレストランがずらっと並ぶライトハウス・ビーチが続きます。
ホテル・シーフェースはまだ20年ほどの営業とのことなのですが、造りが今風ではなく、どことなく余裕が感じられる「70年代レトロ」といった匂いのするホテルです。(もしかしたら経営が替わってから20年なのかも)もちろんそれはいい意味でのことで、そもそも私は4年前この近くの安ホテル(エアコンなしで800円くらいだった)に滞在していた時、毎日ホテル・シーフェイスのビア・ガーデンに来ていて、いつかこのホテルに泊まってみたいと思っていたのでした。
この下の写真がそのビア・ガーデン(上のデッキじゃなくてその下のトーチカみたいなところね)なのですが、自前の写真がなくホテルの公式サイトのものを借用いたしました。
なので画像の中に「Click Me」とありますが、当然そこを押しても何も起きません。宿泊予約はインターネットのホテル予約サイトアゴダ(agoda.com)から行いました。
滞在は2014年の11月後半でしたが、まだトップシーズンではなく、Standard AC Room(エアコン付スタンダード)で一泊100ドル(約10,000円)でした。
ちなみにバウチャー記載の電話は通じませんでしたが、チェックインは問題なくスムーズにできました。このホテルの一番の売りはやはりオーシャン・ビューでしょう。
この部屋は一階(実質二階の高さですが)なので海がそれほどよく見えるというわけではありませんが、窓の外には専用のベランダがあり、さらにその先がプールサイドなのでなかなか気分のいい眺めなのです。まだトップシーズンでないということもあるかもしれませんが、そもそも規模があまり大きくないホテルなので、プールサイドといってもほとんど利用客はおらず静かなものです。プールサイドから部屋を振り返るとこんな感じです。ベランダにはブランコも吊るしてあります。
どうもインド人はブランコが好きなようで、その昔のマハラジャなども部屋の中にブランコを吊るさせていました。
しかしこのブランコは戸板のような形状で、しかも少し傾いているので座るのがなかなか大変なのです。バスルームもレトロです。
グレーのタイルとバスタブがますますレトロ感を増幅させています。蛇口もとてもレトロです。
もちろんそれはいいのですが、ボイラー室から遠い部屋なのか、お湯がなかなか出て来ません。
正確に言うと、蛇口をひねると勢いよく水が出て来るのですが、これがなかなか暖かくならないのです。
部屋のすぐ前がフロントだったので、「お湯が出ない」と何度か言いに行ったのですが、その都度「そのままにしておけばお湯が出る」と言うのです。でもいくら水の豊富なケララとはいえ、15分以上水を出しっぱなしにするというのはいささか気が引けます。
まあ結果から言えば、さんざん水を流しっぱなしにしたのちに確かにお湯は出ました。
なお、ホテルの正面はビーチ側ですが、道路から坂を下って来た裏手にゲートがあり、車のまま入って行けるので荷物の多い人も安心です。ちなみに車が近くまで行かれないホテルでは、台車で荷物を運んでくれるサービスがあるようなので、そちらに滞在予定の方もご心配はいらないのであります。
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