〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時の1ルピー(Rs.と略す)のレートを約1.7円とお考え下さい。 2013年11月18日(月)ドワルカ → ジャムナガル 晴 今回のバスは快調に飛ばす。 途中までポルバンダールから通ったのと同じ道を行く。 昨日休憩した場所でUターン 本当によく飛ばし、3時間弱でジャムナガル到着 |
〔以下メモに解説を加えて〕
2013年11月18日(月)ドワルカ → ジャムナガル 晴
ドワルカ 10時過ぎ出発
いつものように後方の席を陣取る。
なぜか車内はモールできれいに飾り立てられている。前方を見ればなにやらボードが掲げられている。
おそらく文字を立体的に切り抜いたものを貼って作ったのであろう、ところどころ文字が欠けたり抜け落ちたりしていて、ちゃんと読めるのは上段の「HAPPY」くらいである。で、何がハッピーなのかは下段の文字にゆだねられるわけで、私の想像ではこの二週間ほど前にあったディワリというお祭りを祝ってのことではないかと思ったのだが、それは通常「Diwali」と綴られるので、ボードに残された文字とはちょっと違うようだ。
と、あれこれ考えていたら、それは「Diwali」じゃなくて「HAPPY New Year」だということに気が付いた。ディワリはインドの新年を祝うお祭りなのである。
なので遅まきながら、ハッピーディワリ! そしてハッピーニューイヤー!
今回のバスは快調に飛ばす。
おそらく100kmは出しているのでは。
バスターミナルを出たバスは、すぐに事前のリサーチで「ここがバス乗場だ」と言われた場所に到着した。
さあ、はたしてここからどれくらいの乗客が乗って来るであろうか。おお、ほとんど満席になったぞ。やはりターミナルまで行ってよかった。バス乗場を出発したバスはいよいよスピードを上げ、ジャムナガル目指して本格的に走り出した。
途中までポルバンダールから通ったのと同じ道を行く。
しばらくは来た時と同じ道を戻ることになる。
道の両側は湿地帯が続き、来た時に見た(ように思った)ペリカンやフラミンゴをもう一度この目で確認しようと目を凝らすのだが、結局なにも見えなかった。
でも私は確かに昨日、この目でペリカンとフラミンゴを見たのである。この道は並行して走る線路を何度か渡るのだが、なんということだろうか、来る時に列車待ちをしたその同じ踏切で、またもや行く手を遮断機に塞がれた。いったい一日に何本の列車がこの踏切を通り抜けるのかは知らないが、半島の先っぽという場所柄を考えるとそれほど多くはないはずで、なので適当に乗ったバスが往復同じ踏切で止められる確率はかなり低いと思われる。
つまり今日の私はそれだけツイていると言えるのではなかろうか。
その証拠に、昨日はバス前方に立っていたのに列車が来る前にバスに呼び戻されてしまったが、今日はバス後方に座っているのに、列車が来るまでバスの外にいることができた。なんてラッキーなんだ。
昨日休憩した場所でUターン
走り去る直前にチャイ屋のおっさんと目が合い、「おっ!!昨日の!!」という顔をしていた。
バスは途中の「左、ジャムナガル」という標識を無視して直進し、しばらく走ると昨日ポルバンダールからのバスが休憩した町で停まった。どうやらここはこの辺りの中核的な町であり、長距離バスは必ずここを経由するようである。
ただし今回のバスは休憩はせず、何人かの乗客が降りて行き、またそれより多い乗客が乗り込むとすぐに出発となった。
昨日チャイを飲んだ店のおっさんと目が合い、外国人が珍しいからであろう、あちらもこっちの顔を覚えてくれていたことがその表情で判り、ほんの通りすがりの「再会」ではあったが、なんだか嬉しくなってしまった。
車内はますます混んで来て、かなりの人数が立っている。以前はそういう人を見ても「大変だなあ」とあくまでも他人事のようにしか思えなかった私だが、昨日の3時間立ちっぱなしを経験し、今日は「うん、大変なんだよなあ」と、同じ側に立って考えられるまでに成長したのであった。
途中かわいらしい駅舎が見えた。目を凝らして見ると「KHAMBHALIYA」とある。
「カンバリヤ」と読むのであろうか、なんだか大阪のおっちゃんに応援されているようで嬉しい。
しかし今は座席に座れず立っている人たちにこそその言葉を贈りたい。
あとちょっとの辛抱や、がんばりや~
本当によく飛ばし、
途中から道は高速道路のような片側二車線の道になり、バスはますますスピードを上げて快走する。グジャラートは日本からの企業進出も多い州であるが、おそらく州を上げてインフラ整備に尽力しているのであろう。
3時間弱でジャムナガル到着
ドワルカ-ジャムナガル間は、距離からするとポルバンダール-ドワルカ間の1.5倍ほどあるのだが、所要時間はほぼ同じだった。それだけ道がよくスピードを出せたということである。ちなみにバス代も104ルピーと、ポルバンダール-ドワルカの99ルピーとほぼ同額であった。
同じグジャラートの公営バスなので、運賃は距離に応じて決まるか、あるいはスピードによって変わる(もちろん早い方が高い)と思うので、なんとも不思議であった。
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