〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時の1ルピー(Rs.と略す)のレートを約1.7円とお考え下さい。 2013年11月13日(水) 晴 アーマダバード 33℃ しかし地図もなく、特に目的地もなく歩いても、何が見られるというわけでもなく、ただ黙々と1時間半ほど歩く。 グジャラート大学の入り口前でサムズアップ スープの飲めるような店を探すがなく、チャイニーズもなく、インスタントのスープすら手に入らない。 水Rs.20を買って飲み、リキシャで帰る。 Rs.80に対しRs.70と言うとRs.75になった。 ティーン・ダルワーザー近くで降りる。 |
〔以下メモに解説を加えて〕
2013年11月13日(水) 晴 アーマダバード 33℃
歩いて橋を渡り新市街へ
アーマダバードはその真ん中を貫いて流れるサーヴァルマティー河を挟み、東側が旧市街、西側が新市街となっている。
アーマダバード駅はサーヴァルマティー河から東に2kmほどのところにあるが、その間にバドラ城、ティーン・ダルワーザー、ジャマー・マスジッド、アフマド・シャー・モスク、シディ・バシールモスクなど、歴史的建造物の多くが集中している。
サーヴァルマティー河に架かる橋のひとつネルー橋を新市街に渡ると、渡り切った左手に頭でっかちのタワーがそびえ立っている。
実はこれが列車で乗り合わせたおっさんが教えてくれた「パタン(凧)」という展望レストランなのである。
ちなみにこれはそのパタンの宣伝看板で、こうしたイラストにはありがちではあるけれど、ちょっと雰囲気が違うんだよなあ・・・
しかし地図もなく、特に目的地もなく歩いても、何が見られるというわけでもなく、ただ黙々と1時間半ほど歩く。
行けば何かあるだろうと歩き出したが、旧市街と違って新市街はまったく味気なく、歩いていてもちっとも面白くない。
グジャラート大学の入り口前でサムズアップ
200ml @Rs.10X2 Rs.20
どこをどう歩いたかも判らないほど適当に歩き回っていたら、グジャラート大学の校門前に出た。
主に学生たちが利用するらしき売店があったので、何か飲むことにした。
サムズアップというのはインドの炭酸飲料。英語の綴りとしては間違っている(正しくは「Thumbs up」)が、親指を立て「オッケー!」とか「グッド!」とか「指圧の心は母心、わっはっはっはっはっ!」というような意味であろう。
「インドのコーラ」などとも呼ばれるが、私はカンパ・コーラと区別するため「インドのドクター・ペッパー」と呼んでいる。まあどちらにせよ、そのような味である。
ちなみにサムズアップのビンを握る私の親指は、ドアに挟んだ時に出来た血豆が痛々しい。
スープの飲めるような店を探すがなく、チャイニーズもなく、インスタントのスープすら手に入らない。
体が疲れて来るとスープが飲みたくなる。
そこでスープがありそうなレストランを探したが見つからなかった。
インドでもクノールやマギーなどの粉末スープがあるので、そういうものでもいいなと、扱っていそうな店を探すのだが、これまた見つからなかった。
水Rs.20を買って飲み、リキシャで帰る。
炎天下を長時間歩き回りさすがに疲れた。
道の反対側に軽食をとれそうな店が何軒か集まっているのが見えたので、最後の力を振り絞って行ってみたが、あまり食欲をそそるものがなく、水だけ飲んで旧市街に帰ることにした。
Rs.80に対しRs.70と言うとRs.75になった。
しかし結局お釣りがなくてRs.80払う。
今いる位置がどの辺なのかわからないが、旧市街までの料金は意外と高かった。
もしかしたらこれは距離からだけではなく、新市街を中心に営業しているオートリキシャとしては、旧市街では帰りの客がつかまえにくいだろうということも考慮しての料金なのかもしれない。
それにしても5ルピーで刻んで来るとは、ドライバーの作戦勝ちだったようである。
ティーン・ダルワーザー近くで降りる。
やはり旧市街の方が居心地がいい。
オートリキシャを降りて雑踏の中に身を置くとホッとした。
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