インドの旅で「あると便利だなあ」と思う物のかなり上位に入るのがウェットティッシュである。
特に4月5月の酷暑期に、乾燥と砂埃はなはだしき砂漠地帯に持って行くと、こいつはまさに「小さなオアシス」的存在となる。
使い方に特にひねりはない。手が洗えない状況下で手をきれいにしたい時に使うのである。
でもって手だけじゃもったいないので、顔を拭いて首を拭いて腕の曲がる部分を拭いて・・・とやってると瞬く間に水分が蒸発してぱさぱさの紙となり、ポケットに突っこんでも中が湿らなくて大変よろしい。
ただしウェットティッシュは水を含んでいるので重量がある。従ってあまり大量には持って行けない。なので普段からよくウェットティッシュを使っている人は、インドに行ったらかなりの我慢が必要となろう。
私は日本ではほとんどウェットティッシュを使ったことがなく、インドに持って行くにしてもわざわざ買わずにビールのおまけでもらったやつを持って行き、さらにそれを完全に使いきれずにまた持ち帰るほどなのでいいのだが、あの汗やホコリを拭い去った直後の清涼感を度々求めてしまうと、半日も持たないであろう。
忍者部隊月光が「拳銃は最後の武器だ」と言ったように、インドの旅に於いては「ウェットティッシュは最後の手段だ」なのである。
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