ここはインド亜大陸最南端の鉄道駅、カニャークマリ駅である。
インドではこれより南に鉄道はなく、すべての列車がここより北の大地を走っている。カニャークマリ駅は南の果ての駅にふさわしく突端駅となっている。イメージ的には亜大陸の先端に行き詰るようにして止まるという感じか。
なのでこの駅を発するすべての列車は北に向かって走ることに・・・えっ?・・・ならない?
なんと駅にあった方角表示板を見ると、線路はほぼ真西に向かっているようだった。
う~ん・・・なんだか裏切られたような気がする。
しかしわざわざこうして方角表示板を付けているところをみると、私のように勝手な思い違いをする人が多いのかもしれない。
カニャークマリの駅前はまだかなりの土地が空いているので、できればぐいっと南に曲げて線路を延ばし、ぜひとも真北へ向かって出発するという演出をしてもらいたいものである。
[dfads params=’groups=39&limit=1′]