チェンナイのとある街角、道端にたくさんの椰子の実を積み上げて商売をするおばさんがいた。そう、ここは椰子の実のジュース屋なのである。おばさんのたくましい腕で振り下ろされるナタによって、上手にうがたれた穴にストローを差して中の果汁を飲む・・・くっくっくっ・・・うまい!
その昔椰子の実ジュースにあこがれて日本で飲んだそれは、なんだか青臭くてうまくもなんともなかったのだが、インドの乾いた気候の中で飲むと信じられないくらいにおいしく感じる。やはり地産地消は自然の理にかなっているのだろう。
あっと言う間に果汁を飲み干したら、椰子の実は再びおばさんの手に戻す。
次は中身を食べるのである。
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