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2010年ジャイサルメールの旅・その33

         
  • 公開日:2011年11月11日
  • 最終更新日:2022年6月11日

さて翌日、朝食を済ませ部屋にいると、「ドライバーが下で待ってるぞ」との連絡がフロントより入りました。時間は9時55分。約束の時間の5分前に現れるとは、さすがしっかりもののドライバー氏です。

今日の行先はすべてドライバー氏に任せてあります。
で、最初に行ったのはアマルサガルという場所にあるジャイナ教寺院でした。入り口で靴を脱いで入ります。
ここの入場料は30ルピー(約60円)ですが、カメラ持ち込み料はその倍以上の70ルピー(約140円)もします。しかしジャイナ教寺院は写真撮影禁止のところが多いので、ちょっとくらい高くてもカメラを持って入れるだけマシなのです。まさか持って入るのはいいけど、撮っちゃダメとか言わないだろうね・・・

ジャイナ教徒は商才に長け裕福な人が多いことに加え、その教義のひとつに「無所有」というのがあるためか、信者からの寄進が行き届いているらしく、どの寺院も実に豪華にして華麗な装飾が施されていて驚かされます。この建物もすべて黄砂岩でできているのですが、まるで木でも彫刻するかのように、細かい透かし彫りがびっしりと施されています。

裏手に回るとそこは地面が低くなっていて、手すりのないテラスから覗き込むと怖いくらいの高さがありました。
見ればその周囲には塀が巡らされていて、その一部に階段もしつらえられていますので、もしかしたらここは本来貯水池なのかもしれません。しかし今はその役目を終えたのか、それとも単に乾季だからなのか、一滴の水もない乾いた地面では、クリケットに興じる人たちの姿が見えるだけだったのであります。

*情報はすべて2010年3月時点のものです。

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