今回はゴア州の州都パナジ(パンジム)からのハガキである。
世界遺産に登録されている通称「オールド・ゴア」を見学するなら、このパナジを拠点にするのが便利である。なにしろオールド・ゴアは「栄光の残滓」という言葉が実によく似合うさびれた町で、見て回るにはいいところなのだが、滞在(ホテルがあるかどうかは知らないけど)するにはちょっと不便な場所なのである。
でまあそんなパナジに滞在した時に出したハガキがこれで、絵柄はオールド・ゴアにあるボム・ジェズ教会である。ここにはあのフランシスコ・ザビエルの遺体が今も安置されているのである。フランシスコ・ザビエルは日本に初めてキリスト教を伝えたことから、日本でもとても有名であり、たまにその物まねをして笑いを取ろうとする人までいるくらいである。
そんなフランシスコ・ザビエルがかつてこの地より日本を目指したように、2010年4月3日に私がこの地から出した(と言っても投函したのはパナジなのですけどね)一枚のハガキは、神のご加護の下、4月9日に無事日本のわが家に伝来したのであった。それは、フランシスコ・ザビエルが日本にキリスト教を伝えてから461年後のことじゃった。私はキリスト教徒ではないが、やはりクリスマスの時期には気持ちがウキウキするので、フランシスコ・ザビエルにはある意味感謝したいと思うところである。
ありがとう、フランシスコ・ザビエル!
それからついでに、ありがとう、バスコ・ダ・ガマ!
そしてバチが当たれ!ウダイプール!
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