あら?
やだわあ、この写真色あせちゃってるわ・・・奥さん、違いますよ、これはもともとこういう写真なんですよ。
と言うわけで今回は白いトラ、ホワイトタイガーです。
ホワイトタイガーはベンガルトラの色のあせた・・・じゃなくて、色素が特異なトラで、本来黄色の部分が白になってしまっているわけです。しかしなぜ黒い縞の部分は変異しないんでしょう。トラとしての最低限の意地ってとこなのでしょうか?
さて、インドの動物とは言っても、そこら辺で普通に見かけられる動物でないとあまり紹介する意味がないかとも思ったのですが、でもやはりトラはインドを代表する動物のひとつですので、非難を覚悟でご紹介することに致します。
インドにおけるトラの生息数は3000頭ほどと言われております。
その数が多いのか少ないのかがよくわからない場合には、甲子園球場のスタンドにトラを座らせたところを想像するとすぐにわかります。
ほ~ら、5万5千人収容のスタンドがガラガラです。ましてや甲子園球場より広いインド全体にこのトラをばらまくと、一頭のテリトリーの広いこと広いこと・・・
今でもたまに地方の村などで、人がトラに襲われるということがあるようですが、普通はインドでも動物園か野生動物保護区にでも行かなければトラは見られないでしょう。
私もコルカタ(カルカッタ)からスンダルバンズ野生動物保護区というところに行こうと思ったのですが、雨季だったために行くことができませんでした。雨季ならトラが泳いでいるところなんかを見ることができるんじゃないかと思ったのですが、実に残念でした。
で、仕方がないので動物園なわけですよ。
私はコルカタでも動物園に行きましたが、上の写真はハイダラバードの動物園のものです。
どうです、白いトラ、見てもつまらないでしょう。
でも私は子どもの頃に行った大阪万博のインド館で、この白いトラを見ることができなかった恨みから、インドに行くと親の敵のように白いトラを見に行くのです。インドの主要都市にある大きな動物園にはたいていこの白いトラがいるのです。
ほれほれ、穴の開くほど見てやるぞ!
私にとってはとても思い入れの強いそんな白いトラは、古来中国では四神のひとつ白虎として、西方の神と崇められているのであります。
従いまして白いトラは、このブログ「西方見聞録」の守り神のような存在と言っても過言ではないのではないでしょうか。
よし、またインドに行ったら見にいっちゃる!
えっ?
インドに行かなくても、日本の動物園にもいる?
うそ・・・知らなかった・・・
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