〔当時のメモより〕 *金額に関しては当時の1ルピー(Rs.と略す)のレートを約1.7円とお考え下さい。 2013年11月21日(木)ブジ 晴 ヤマアラシの毛針を拾う。 岩の狭い隙間をくぐったりと、ちょっとしたワイルド体験をする。 |
〔以下メモに解説を加えて〕
2013年11月21日(木)ブジ 晴
カッチで一番高いという丘へ行く。
標高458m
昼食後はさらに北上し、カッチ湿原が一望できるカーロ・ドゥンガル(「黒い丘」の意)へ向かった。
狭い山道を登り切ったところに駐車スペースとちょっとした売店があり、そこから頂上までは徒歩で登ることになる。さすが自然豊かなカッチ地方、さっそく鹿たちのお出迎えである。
そしてオオカミもお出迎え。
さらにはヒョウもお出迎え。
もちろん全部作り物である。なので写真も小さいのだ。
しかしこの絶景は作り物などではない。この時は雨季が明けてまだそれほど日が経っていない11月だったので、大地の多くは水をたたえ青く見えていたが、その水も徐々に引いて行き、やがて辺り一面真っ白な塩の平原が広がるのである。
実はポーランド人女性は塩の大地へ行くのを第一の目的としてこのツアーに参加したようで、午前中は工芸の見学が中心だったのであまり元気がなく、ここでもはるか遠くに景色を望むだけという状況に不満だったらしいのだが、ガイド氏の「後であそこまで行く」という言葉でようやくやる気を取り戻していた。
ヤマアラシの毛針を拾う。
先ほどの動物たちはすべて作り物だったのだが、本当に野生動物もいるようで、ヤマアラシ(おそらくインドタテガミヤマアラシ)の毛針が何本も落ちていた。
ちなみにヤマアラシは英語でポーキュパインという。岩の狭い隙間をくぐったりと、ちょっとしたワイルド体験をする。
ガイド氏はなかなかの自然派志向の人のようで、ミニ岩場探検へとわれわれを誘う。ルートはごく短いものだったが、片手にカメラ、もう一方の手に拾ったヤマアラシの毛針を持っての岩くぐりはなかなか大変であった。しかしいくつかの岩のトンネルを潜り抜け、再びカッチ湿原のパノラマを目にした時は、心なしか最初に見た時よりも雄大に思えたのであった。
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