「シーク教の人たちは頭にターバンを巻く」ということはよく知られています。いえ、そればかりか「ターバン姿こそがインド人」と思われてしまうほどです。
実際にはシーク教徒はインドの人口の2%にも満たない数なのですが、印象深いターバン姿のおかげで実数より多く感じるというところでしょうか。
そんなシーク教徒が毎日きっちり巻く(あるいは出来合いのものをかぶることもあります)ターバンはかなりの大きさになり、それ以上何か頭にかぶるということができません。
で、この写真なのです。デリー市内の大きな交差点、信号待ちをする車列の先頭に陣取るバイクに乗る人たちは、ちゃんと交通法規に従ってヘルメットをかぶっています。
しかし左端のおっさんがかぶっているのはヘルメットではなくターバンです。
実はターバンを巻いているシーク教徒の人たちは、ヘルメットをかぶらなくてもいいことになっているのです。それどころか軍隊でもヘルメットをかぶらず、ターバン姿のままで戦ったりするのです。とてもすごいのです。
ターバンと信仰心はヘルメットより強し!
ってことなのであります。
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