前回インドの入国ビザ申請の話を書きましたが、ふと、そういえば昔のビザはどんなだったかな?と思い、古いパスポートを引っ張り出してみました。
はい、これが20年ほど前のインドの入国ビザなのですが、今みたいにシール式のビザをペタンと貼り付けるのではなく、スタンプだったんですねえ。つまりビザだけ見てもインドはかなり発展したわけです。
で、押されたスタンプのひとつに「Fee Charged」というのがあって、まあビザの申請料なわけですが、それがあーた、380円なのですよ。えらく安いじゃないですか。よっ!インド!太っ腹!
私はその後のインドのビザ申請料の移り変わりをすべて知ってるわけではありませんが、2001年には4,000円以上していたものがだんだん安くなり、今では1,200円に落ち着きました。
ただし、例のビザ申請業務の民間移管によって、申請料に新たな手数料750円也が加わり、実際にかかる費用は1,950円となっております。
とにかくそれから見れば20年前の380円は安いですよ。その頃にたくさん買い占めておけばよかったです。
さて、ここでもう一度「Fee Charged」のところをご覧頂きたいのですが、「¥380」の下に「Rs. 30」というのが見えるかと思います。これはインドルピーでの表記で、つまりはビザ申請料が30ルピーということなのですね。そしてそれを380円と照らし合わせて計算致しますと、1ルピーは約12.67円ということになるわけです。2008年2月28日の三菱東京UFJ銀行発表のT.T.S.相場が1ルピー=2.85円となっておりますので、こちらもこの20年でだいぶ変わったわけです。
ただその間物価も変わって来ていますので、為替相場の変動分だけ日本円が強くなったかと言えばそうではありません。
たとえば当事と比較しやすい例として、日本へ送るハガキの郵送料を見てみますと、20年前が3ルピー、当事のレートで約38円だったものが、今では8ルピー、現在のレートで約22.8円となっております。
またここ数年の経済発展で人件費などがどんどん上昇していますので、インドを旅行するなら今のうちかもしれませんよ。
ということで、
さっ、みなさん、さっそくビザを申請に行きましょう!
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