インドでの家庭用燃料というと「牛のうんこ!」と思う人も多いかと思います。
もちろんそれは間違いではないのですが、さすがにインドも都市部ではプロパンガスが主流です。
その理由としては、家が密集し、また集合住宅も多い住環境では、制御がしやすいガスが安全で便利ということもあるでしょうし、だいいち人口に見合った燃料供給ができるだけの牛がいないということもあるでしょう。で、こうしたガス屋さんがせっせと各戸にガスのボンベを配達しているのですが、インドではガスボンベを台所のガスレンジのすぐ下に収納していたりするものですから、ガス屋さんはボンベをそこまで運ばなければならないわけで、かなりの重労働なわけです。
さらに街中でよく見かけるのがこちらです。
はい、自転車でガスボンベを運ぶ人たちです。ひとつどれくらいの重量になるのかは知りませんが、この鉄製のボンベ自体だけでも結構重そうです。そしてもちろん往きのボンベには液化したガスがいっぱいに詰まっているわけですから、相当な重量になることでしょう。
自転車配達部隊のひとたちは、そんな重いボンベを自転車の両側に吊り下げ、さらに荷台の上にも載せ、うんひうんひとペダルを漕いで行くのです。
気温が40度を超すような真夏の炎天下に、そんな自転車部隊の姿を見かけると、「ああ、大変だなあ」と思うと同時に、太陽の熱でボンベが爆発しやしないかとヒヤヒヤしてしまうのであります。
しかしまあ頑丈な自転車だなあ・・・
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