前回は路上の新聞売りをご紹介致しましたが、今回はこれです。
この自転車、前と後に新聞を満載しておりますが・・・そうです、これは新聞配達の自転車です。インドにも新聞配達はあるのです。
この新聞配達、もちろん戸別配達をするのですが、重層住宅などでは新聞を太い筒状に丸めて輪ゴムで留め、そいつをベランダに投げ入れたりなんかします。
私がニューデリーで身を寄せていた友人宅(3階です)のベランダにも、毎朝丸めた新聞が投げ入れられていました。つまりベランダはちょっと大きな新聞受けということになるわけですね。
さて、新聞に限らず紙というのはなかなか重さがあるものですので、太巻き状にされた新聞というものも結構ずっしりとした重量感があります。
そんな新聞を3階まで投げ入れるというのはかなりの強肩が必要とされ、そしてその強肩の生み出す推進力に乗って飛んで来る太巻き新聞というのは、ちょっとしたロケット弾のような威力があると思うわけです。
なのでそうした新聞受けベランダには、壊れては困る大切な盆栽などは置いておけないのです。
また金魚鉢や水を張ったビニールプール、飲みかけのビールジョッキなど、新聞が飛び込んでは困るようなものも置いておけないのです。
でもそんなベランダ新聞受けは、数日留守にしたくらいでは配達された新聞があふれ出すようなことがありませんので、空き巣狙いの目印にされることがなくて安心なのです。大きいことはいいことだ、なのであります。
あれ?
今回は新聞配達の話をしようと思ってたのに、いつのまにか新聞受けの話になってしまっておりました・・・
それにしてもこの自転車の主、インドの朝刊太郎はどこに行ってしまったのでしょうか。
お~い! いなきゃ勝手に新聞持ってっちゃうぞ。
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