この時期(4月~6月)のデリーの気温は連日40℃を超え、直射日光はまさしく刺すような強烈なものとなる。
当然車のボディーは焼けた鉄板のようになり、その車内は貧弱なクーラーではちょっとやそっとじゃ涼しくならない。
なので駐車スペースは木陰が特等席だというのは言うまでもない。いや、それはなにも車だけでなく、人間だって動物だって同じことである。
特にインドの酷暑期は空気が乾燥しているので、湿度の高い日本の夏では考えられないくらい木陰の涼しさが快適に感じられ、日向と木陰の差はそれはもう月とスッポン雲泥の差、ウコンとうんこくらい違うのである。
日本語には「お蔭様」という言葉があるが、遠きインドの地に於いて、その言葉の意味をあらためて肌で感じるのである。
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